家づくりの知恵 別館

元住宅営業マンの今だから話せる家づくりの話

住宅展示場の歩き方②~住宅展示場を賢く利用しよう

 

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こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

本日は住宅展示場の賢い利用法について案内したいと思います。

 

 

数を見るのではなく情報を集める場所として利用する。

 

よーし、端から全部のメーカーを制覇しちゃうぞ!!

と意気込んでモデルハウスを見て回る方がいらっしゃいますが

入り口で書いたアンケートを基に訪問と電話の嵐にウンザリする毎日が

訪れますのでやめときましょう。

タダより高いものはないというだけあって10社のモデルハウスを廻れば

それぞれ営業マンが訪問や電話で1社あたり最低1回の電話、1回の訪問をしたとしても

受ける側は20回の応対をしないといけないわけです。

20社見て廻ったツワモノは・・・わかりますよね

 

以上が悪い例のお手本です。

見学用に作られた最高級グレードの7000万だの9000万などのを贅を極めた

家をどれだけ見たって参考にならないのです。

もちろんその会社のセンスやテイスト、空間の活用法などを知ることが

できるのはいいことですがそれはメーカーが決まってからでも遅くはないのです。

それよりもあなたがしないといけないのは将来の設計を明確にすることです。

 

では何をするか、答えは営業マンの話を聞くことです。

展示場にいる営業マンはそれなりの教育を受けているので

話し方もスマートでわかりやすく、経験から得た情報を基に

本には載っていないような情報を提供してくれます。

貴方の年収や勤務先、希望の土地の場所予算の話を聞けば将来の計画の中で思い描く夢は実現できるのかできないのか

教えてくれますし税金や法律の知識も持ち合わせているので

いろいろなケースの相談ができます。

当然夢が叶わないと

知らされることもありますが

解決策を示すこともできますし、無理な場合でも早く相談してくれれば

早くそのことを知ることでダメージを少なくすることもできます。

何事も早めの準備をして悪いことはないのです。

 

 

メーカーの標準仕様や施工例の写真を見よう。

 

それからモデルハウスは契約後の打ち合わせスペースとしても使われます。

営業マンがいう標準的な坪単価でどのような素材が使われるのかサンプルを

置いていますのでそれがどのようなものか見たり、

実際に住んでいる人の施工写真なども置いているので

そういったものを見ることでその会社の一般的な住まいの

イメージを推し量ることができます。

 

 

土地の提案もやってます

 

また、土地がない方々には土地の紹介を行ったりしますので

是非相談してみてください。

家づくりのお客様は土地から購入する一次取得者の方々が多いので

自然と詳しくなるんです、また土地を売るのが仕事ではないので

そこに家を建てた場合の総合的な費用の提案が行えるという点で

不動産会社に相談するよりも計画が立てやすいという点もあります。

 

 

お金の相談は必ずしてください

 

将来の計画であったにしてもお金のことは絶対に聞いておくべきです。

それはあなたが将来希望する計画にどれだけの距離があるのか

知ることができる最大のチャンスなんです。

この会社で決めたわけでもないのにと思われるかもしれませんが

どこの会社で建てようとも掛けられる予算は

あなたの年収や、職業、勤続年数などの属性によるものですから

ほとんど変わりはないです。

 

アンディが住宅営業をしていた頃お客様のお世話をする中で一番頭を悩ますのが

お金のことでした。

皆さんそれなりに本を読んでお金のことを勉強していたりするのですが

実際とはかけ離れていることがほとんどです。

早く相談してくれればもっと早く計画実現できたという方も結構いらっしゃいます。

 

住宅ローンのことは住宅営業マンに聞くしかないんです。

 

銀行じゃないのと思うかもしれませんが銀行は審査しかしてくれません。

営業マンが組んだ資金計画を見て判断することしかできないのです。

初対面の人間に年収や職業などプライベートな内容を聞かれて

皆さんびっくりなさいますが、正直に話してもらえれば

その分しっかりとしたアドバイスができます。

出来れば資金計画書を作ってもらえれば計画の大きな目安になります。

 

 

以上のことをしていくと一件当たりの見学にかける時間は1時間以上になります

結果的に訪問できるのは2、3社になると思います。

しかし、家の本を10冊読んでも得られないような情報を手にできるはずです。

是非、まだまだといわず

 

来るべき未来のための準備をしてください。

 

住宅営業マンは押し売りなどできないですから

建てる時期が来てない方にはしつこくしません。

嫌われたら元も子もありませんからね。

 

住宅展示場をしっかり利用して営業マンといい関係を作りましょう。

 

教訓:営業マンを最初から味方につければ将来が開ける

 

住宅展示場の歩き方①~住宅展示場を賢く利用しよう~

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こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

間もなくゴールデンウィークがやってきます。

連休のレジャーの中に住宅展示場に行く方も多いのではないでしょうか。

もちろん子供のキャラクターショーのついででも構いません、

折角見に行くならためになることを学んで帰りましょう。

 

本日は住宅展示場の歩き方のご案内です。

 

 

 

まだまだだからはダメ!!将来を計画する目安を知ろう。

元住宅営業マンのアンディですが

お客様との出会いは住宅展示場にいらっしゃって入り口で

アンケートを記入いただくことからはじまります。

しかし中にはアンケートの記入を拒否するお客様。

また、こちらが質問しても、まだまだだから、いいね、すごいね、へー

しかしゃべらずに帰ってしまうお客様がいます。

 

まだまだだから・・・。

ええもちろん構いません

でもね、その夢いずれ叶うのですか?

いつごろ?どこに?いくらで?

借り入れはできる?いくら?いつ返済が終了するの・・・?

 

いつまでも白紙の計画ではその日はやってきません。

受験の時、就職のとき、結婚するとき、子供が生まれたとき

人生の大きなイベントは全て準備を怠らず真剣に向き合ってきたはずです。

万全の態勢で挑むとき満足のいく結果が得られたはずです。

 

じゃあ家づくりってまだまだ白紙でいいのですか

これから子供たちよりも長く付き合うかもしれない相手なのに

まだまだでいいのですか。

家づくりの夢は将来Jリーガーや、アイドルになるような

夢ではないですよリアルに描ける夢を見れるんです。

 

そのために住宅展示場には営業マンがいます。

家づくりのプロです。アナタの漠然とした夢を形にしてくれます、

わがままも聞いてくれますし、一所懸命会社に値引き交渉もします。

家づくりが今でなくても構いません。

だって建てる気持ちがあれば必ず今実現できるとは限らないんです。

営業マンがどんなに頑張ったってできないことだってあります。

時にはお客様につらい現実を突きつける時だってあります。

今はダメでも現実を提示することで具体的な目標を立てて

夢に向かうことができます。

そのようにして3年かけて夢を実現させた長い付き合いのお客様もいました。

今でも忘れられないお客様です。

そのお客様とは出会ってから今計画が進められないやむを得ない事情が判明して

少なくとも2年間は計画ができないことは確実でした。

しかし、その期間を無駄にすることなくメーカーが主催するざまざまなイベントに

参加していただきました。

CMでよく案内のある入居者の住まいをみてまわるバス見学会。

家計のチェックや、資金づくりのアドバイスをするフィナンシャルプランナー相談会

プランニング相談会。

モデルハウス宿泊体感会などさまざまなイベントに参加いただきました。

その間に問題の解決と予算づくり、そして家づくりの知識を手に入れて、

そのお客様は万全の態勢で計画を進めることができ、

見学会で見た実際の住まいから得た様々な工夫を取り入れ、

予算づくりをしていたおかげで希望の設備を入れることができ

営業マンの主導で手取り足取りではなく家づくりの

意見を設計士としっかり交わしながら個性のある住まいづくりを

なさいました。

家づくりの理想形として皆さんの参考にしていただきたいお客様です。

 

今回は展示場の歩き方じゃないじゃないかという方がいらっしゃると

思いますが、まさしくその通りです。

この場は借りて皆さんの住宅展示場を見る時の先入観を取り払うことを

目的とさせていただきました。

ここまで真面目に読んで損したといわずもう少しだけお付き合いください。

 

 

営業マンにしつこくされたくないなら自分のことを知ってもらうこと

 

ちょっと見に行っただけなのに営業マンにしつこくされるといった

イメージをお持ちの方が多いです。

営業マンをその気にさせたら困るから相談はしないという

スタンスの方も多いです。

そんなあなたが10社もモデルハウスを見てしまったら

毎日のように営業マンが訪問してきてウンザリすることでしょう。

 

しかし、営業マンからしたら未来のお客様がいつ頃、どのような計画を立てていて

予算をどれくらいかけることができて、どの程度の借り入れ能力があるか

知りたいのです。分からないから足を運んで雑談のなかから情報を聞きたいのです。

 

しつこくされたくないなら営業マンに今の状況をすべて相談してみる

 

これが営業マンにしつこくされない極意です。また展示場を賢く利用する第一歩です。

 

営業マンはあなたがいつ頃夢を実現できるのか値踏みをしています。

そしてあなたにランクを付けています。

 ①今すぐ計画できる客

 ②今すぐ計画したいが問題の解決に時間がかかる客

 ③いつ計画できるかわからない情報が揃っていない客

 ④将来的にも計画できない客

 

②、④のお客様は訪問の嵐におびえる必要ありません。

しつこくしたって進展はないわけですから。

問題は③に属する方です。この方々が一番多いのですが

何も分からないから営業マンも目的のはっきりしない訪問や電話を

繰り返すことになるのです。

 

じゃあどうするか。

最低限営業マンがお客様の状況を判断できるだけの材料を提供すればいいのです。

買うとするならばの仮の内容でかまいません。

年収とか職業とか聞かれて面食らうかもしれませんが

正直に言ってあげてください、そしてこの機会に家づくりの相談をしてみてください。

有益な情報をタダで提供してくれる

家づくりのパートナーとして活躍してくれます。

営業マンを困った人にするのか役立つパートナーにするのかはあなた次第です。

 

本日は営業マンに対してのアナタの偏見を打ち破り

営業マンを利用する意識をもってもらうべくお話ししました。

 

つぎはいよいよ展示場を実際に見て歩く利用方法をお伝えします。

本日はここまで。

 

10年経って分かったお金をかけるべきトコロ

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こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

本日は新築住宅に10年住んでみて感じた

本当にお金をかけるべき部分についてお話します。

 

 

お金をかけてよかったこと

スマートキー

我が家の玄関はスマートキーがついています。

新築を建てる前に住宅営業をしていた時にすごく勧められたので

付けてみました。年経って感じたことは

元々カギの閉め忘れの心配をしなくていいという点が

ポイントだったのですが、鍵穴を使わないことで

同じ時期に建てた友人の家より圧倒的に玄関ドアがキレイ

であることが分かりました。

正直住まいの顔である玄関を綺麗に保てるというのは大きなメリットです。

 

食器洗い乾燥機

我が家はビルトインタイプをメンテナンスの面と、

床にしずくがこぼれやすいという点であきらめてキッチン横に

卓状タイプの食器洗い乾燥機を置けるスペースを設けました。

食洗機を置くことで水道代の節約になったし

なにより手荒れから解放されたこと大きなメリットになります。

アンディも家事をするようになってから奥様方の大変さを身に染みました。

 

ガルバニウム合板の屋根

モダンタイプのイメージの住まいを作るにあたり高耐久性の屋根材を

希望してガルバニウム合板の屋根材をチョイスしたことで劣化の心配を

しなくても済むこと、台風など風の影響を受けにくいことが挙げられますが

色褪せなどもなく非常に安定しているので満足度の高い仕様になりました。

 

お金をかけるべきであったと後悔していること

1位サッシ 

九州に住んでいるアンディは比較的温暖だからということで

空気層12mmのペアガラスのアルミサッシを使用していますが

樹脂サッシにしたほうが良かったように思います。

また、洗面脱衣室、トイレは空気層6mmなのですがガラス面はともかく

アルミ枠に結露が半端なくつきます。

 

手は届くとこならともかく吹き抜けや、階段室などの手が届かない場所の

結露はカビに繋がります。

 

とにかく断熱性能の低い住まいに住んでいた経験をもとに

この程度のサッシで大丈夫だろうと考えていましたが

見通しが甘かったと言わざるを得ません。

結露は室内の熱の逃げ場所に集中して発生します。例えば壁とサッシの

断熱性能が同じであればサッシの枠の部分に集中することは

なかったのです。

このことは室内と外の温度差が大きいほど顕著になります。

難しい話になりますが住まいの熱貫流率のバランスは重要なので

壁の断熱性能が上がった分、

 

窓も壁の断熱性能に見合ったものを選ぶべきです。

 

2位断熱材

サッシの話に繋がりますが

見える結露が発生しているということは見えない部分にも

結露は発生しています。

住宅の営業マンをやっていた頃

リフォームの住まいの壁を開けたら断熱材がびしょびしょで

カビも発生しており、お客様のお子さんが喘息やアトピー

お困りだったことが少なからず住まいのカビやダニの

発生によるものである可能性が高いと感じたことがありました。

その経験を活かせずグラスウールを使った住まいにしたことに

後悔をしています。

というのも、アンディには二人の子供がいますがともに喘息もちで

アンディ自身も40代になってから喘息を発症しており住まいとの

因果関係は不明ではありますが壁の中はカビが発生している

のではないかと考えています。

ふき取ることができないサッシの裏面などの結露は本当に

厄介なので対策を打てることに越したことはないです。

 

断熱材はウレタンフォームなどの水に強い素材をお勧めします。

 

3位外壁

対候性の高い外壁を使うことでメンテナンス費用は抑えられると思い

中途半端に色保証20年という外壁を選んで家を建てましたが

どう考えても10年目で色褪せしています。

また、湿度の貯まりやすい北側の壁には苔で

一部緑がかった部分もあります。

外壁は苔の生えにくい対候性がより高いもの

出来ればタイルをお使いになるのが良いと思います。

 

小さいことを言い出すとキリがありませんが

後から変更できない重要な部分です是非購入の際は

できるだけこだわっていただけたらと思います。

 

教訓:後から交換できないものはできるだけいいものにこだわる

 

 

 

オール電化とガス併用どちらがいい?10年目の結論②

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こんにちはアンディです。

昨日は圧倒的にオール電化が素晴らしいという

お話をさせていただきました。

確かにオール電化は素晴らしい、そう感じます。

しかし、最初に投資したイニシャルコストが

ガス併用との差額に見合うものであったのか

また、10年使ってみての満足度についてお話ししたいと思います。

 

 

 

何年で元が取れるのか?

2017年現在でガス併用とオール電化の住まいの設備費用の

差額が30-40万円程度と言われます。

アンティ家では建築時の差額が60万ほど出ました。

設備費も以前より安くなってガスとの差額も

小さくなっているのでしょう。

 

アンディの場合年間6万円ほど光熱費が安くなったので

10年で元が取れた計算になります。

差額が小さくなった現在では6-7年で

元が取れるということになります。

今後差額分がまるまる節約分になっていきます。

 

 

結果的にオール電化がお薦めなのか

 

計算上10年で元が取れて、今後毎年6万程度光熱費の節約になる。

ということがわかりましたが、不安要素があります。

 

オール電化住宅は電化製品であることです。

 

何が言いたいかというと

ガス器具は構造が至ってシンプルなため故障が少ない機器ですが

エコキュートやIHクッキングヒーターは精密機械ゆえに

故障したり設備の入れ替えのリスクが非常に高まるということです。

 

実際この10年でエコキュートは2回修理をしました。

 

幸い1回あたり1万円~1.5万円の修理費で収まりましたが

エコキュートのヒートポンプユニットはエアコンの室外機と

あまり変わらない機器であることから20年持たないのではないか

と思っています。

 

また、IHクッキングヒーターも耐用年数を10年程度としている

メーカーもあります。

 

故障して高額修理の見積もりを出され、

『買い換えたほうが安いかもしれませんね』

などと業者に言われるときのダメージは

冷蔵庫や洗濯機やエアコンなどが故障したときに感じた

 

①急な出費で痛手を被る

②交換までの不便な生活

③即納できる商品からしか選べない

 

などの感覚をさらに大きく感じることになりそうです。

 

製品寿命を加味すると長い目で見れば

修理や買い替えを含めたトータルコストは

ほとんど差はなくなるのではないかと考えます。

 

 

10年オール電化をつかってみた結論

 

上記で述べたように長期的な視点で考えると

オール電化ランニングコストで得られたメリットは

製品寿命の違いで長期的には変わらなくなると思います。

 

そうすると結論としては

 

①予算に余裕がなければオール電化を無理に導入すべきでない

 

予算に余裕がある方々は

 

②使い勝手や手入れの面の好みで判断する

 

ということになります。

 

 

教訓:ランニングコストオール電化を選ぶべきでない

 

 

オール電化の満足度は日々の使い勝手や手入れから考えて

最初の10年は高かったといえます。

 

その後オール電化は家電製品と同じであることを

感じてからは今後10年に不安を感じます。

 

皆さんも長期的視点で判断してみてください。

 

 

 

オール電化とガス併用どちらがいい?10年目の結論①

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こんにちはアンディです。

本日は新築に入居してから10年。

オール電化の住まいに感じたことと

それまでの電気、ガス併用時代との比較を

アンディなりにまとめてみたいと思います。

 

 

 

オール電化10年使ってみての感想

 

まず我が家のオール電化の内容ですが

調理器具はIHクッキングヒーター

給湯はエコキュートで行っています

また水道代の節約のために食器洗い乾燥機を導入しました。

 

以前の住まいは3LDKのRC造賃貸マンションで

現在は木造の4LDKの住まいです。

マンション住まいの時はガス、電気兼用でした。

 

オール電化にしてまず思ったことは光熱費が安くなったことです。

 

 

マンション住まいのときは

 電気代9000円/月

 ガス代6500円/月(都市ガス)          光熱費合計15500円  

 

一戸建てに住んで

 電気代11000円/月                光熱費合計11000円  

 

毎月5000円近く安くなり非常に節約効果が高いことが分かりました。

 

安くなった要素として貢献度が高かったのは

 

エコキュートの導入+深夜電力割引プランの導入です。

 

エコキュートって何?って方はエコキュートでググってください。

そもそもエコキュート自体が深夜電力を使い

省エネ性の高いヒートポンプ方式で

お湯を沸かしてタンクに貯めておきそこから

お湯を供給するものです。

毎日のお湯の平均利用量を学習してくれるので

通常の設定では無駄にお湯は沸かしません。

※来客時は手動で量を増やしたり出来ます。

それに全国の各電力会社には深夜電力の割引プランがあるので

それと掛け合わせることでさらに電気代が節約になりました。

 

 

IHクッキングヒーターは安全で便利

 

次に、調理器具ですがIHクッキングヒーターはすごく使いやすく

手入れが楽であることが大きなメリットです。

 

しかし、ガスコンロと比較の際にガスは大火力で調理ができる。

また、IHは火を使わないのでフライパンをあおることができない。

というデメリットをよく聞きます。

 

実際はどうなのかお答えします。

IHはガスよりも熱効率がよく、そのため食材を混ぜながら

調理すればガスよりも早く調理ができました。

しかし各コンロの熱量のカタログ値は

    ガスコンロ    3.5~4.2Kw

               IHヒーター 2.5~3.0Kw

であるためガスコンロのほうが火力が強いと思われがちですが

熱効率がガスは鍋の横から火があふれてロスが非常に多く

IHは直接鍋にエネルギーを加えて発熱するためエネルギーロスが少ないのです。

実際IHを高火力でフライパンを長時間使うとすぐに変形するくらいです。

また、温度の管理がしやすいためフライなどの揚げ物の温度設定など便利です。

魚を焼いたり、ご飯を炊く際もお任せで調理してくれます。

また、お手入れの面では天板がフラットのため

掃除が楽であることがよく言われますが

それ以外にもガスのように上昇気流が発生しにくいため

油の飛び散りが格段に狭くなりキッチン周りの

ベタつきの掃除の範囲が狭くなり

レンジフードの汚れも格段に少なくなりました。

 

さてここまでオール電化のメリットばかりをお伝えしました。

ここまでは本にも載っているし営業マンも知っている表向きの知識です。

 

 

そもそもオール電化とガス、電気兼用の機器の導入に当たっては

それぞれイニシャルコストが違うのです。

 

次回は本に載っていない生のお話しです。

オール電化を10年使って初期費用を多くかけて

その差額分のメリットは得られたのか?

また10年使ってみて感じている今後の心配事についてお話したいと思います。

家相・風水はそんなに重要か?

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こんにちはアンディです。

今日は家づくりにあたり、注文建築なんかだと

皆さんこだわる家相・風水についてのお話をします。

 

 

 

注文建築となるととたんに家相にこだわりだすのはナゼ

 

家相・風水のことは住宅営業をしていたころに

ほぼ100%というぐらい皆さんこだわって家相のせいで

なんでこんな家になったのかね。

という変な間取りの家をたくさん作ったし

見てきました。

かくゆう、私も自分が家を作るときは家相にこだわりました。

しかし、トイレは鬼門にドストライクの位置です。

間取りの可能性を狭めてまで優先するべきものではないからです。

だって考えてみてください、

 

初めて一人暮らしするのに家相考えましたか?

その後の住まいを借りるのだって家相を見て選んでました?

家相なんて見てませんよね。

 

それでも貴方は家を考えることができるくらい幸せに暮らしてます。

注文住宅でフリープランだからついでに家相もサイコーにしたい。

気持ちはわかります、風水も取り入れて金運サイコーのプラン

それもいいでしょう、でもねそれに囚われるばかりに日々の利便性が

損なわるプランが出来上がることがほとんどです。

 

みんな南道路の100坪の正方形の土地に家が建てられればいいのですが

土地の大きさも建てたい建物の大きさギリギリだったり、

東西に細長い土地だったりするわけです。

それでいて駐車場は2台分欲しいだの、

全部屋南向きの窓があるプランにしてほしいだの

わがまま放題です。

全ての条件を満たすことは土地にかなりの余裕がないとまず不可能です。

 

 

土地にはその土地にあった間取がある

皆さん限らた予算を少しでも有効に使いたいので

一次取得者で余裕のある大きさの土地なんて買う人は

そうそういないと思います。

幸い親から土地を譲り受けた方々も都市部の場合も

土地の容積率いっぱいに家を建てて駐車場2台確保

という方々がほとんどです。

カツカツの土地の大きさであればそこに建てる家は

当然立てるプランは限られてくるのです。

なぜなら、玄関は道路から見える向き、

水回りはまとめて使いやすい家事導線にして、

リビングや子供部屋は南向きにして欲しい。

大体皆さんそんな条件になるでしょう。

そうするとそれぞれの部屋の大きさに大小あれども

 

土地の容積率一杯に建てるとなると間取りは決まってくる。

 

これはまぎれもない事実です。しかしそこに

 

風水や家相の要素を入れていくと要望や利便性を犠牲にしていくことになります。

 

利便性や部屋の大きさや形を犠牲にしてまで迷信やオカルト的な要素を優先する

必要はないと思います。

 

 

家相はもともとは先人たちが暮らしてきた知恵から生まれたもの

 

家相の成り立ちはいろいろな説がありますが

私が聞いた話で一番信ぴょう性は高く納得できたのは

①南西の台所は西日などの陽がよく当たる場所で食べ物を扱うのは

 夏など特に食物が傷みやすい。

②夏は南西から風が来るので南西に大きな開口部を作らないと熱がこもり

 不快である。

③南西に大きな開口部がないと梅雨時期はカビの発生により建物が傷みやすくなるし

 それを基に呼吸器系の病やアレルギーを発症しやすくなる。

④冬は北東から風が来るので風呂やトイレなどの水回りのほうから異臭や湿気を帯びた

 風が入るのでより寒く、風呂の蒸気を室内に流れるので家の健康にも

 よくないとされる。

 

というものです。

確かに先人たちが生活の中で学んできたことを後世に伝える上で

理にかなっていると思います。

 

 

鬼門なんて怖くない現代の住まい

 

しかしどうでしょう、現在の住まいは高気密高断熱で

年中エアコンで室内温度が管理され快適な湿度と温度を保っています。

上記の家相の成り立ちを考えても、主に夏と冬のことを表しています

つまり、現代の住まい方は科学の力によって家相を気にせずとも

健康に快適に住めるようになったし、そもそも現代は家が建込んでおり

風がどこから吹いてくるのかも定かでないのです。

 

我々は家相の呪縛から解かれて

現代なりの住まい方も模索するべきです。

 

自己資金を使う優先順位

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こんにちは、アンディです。

 

本日は自己資金を使う優先順位についてお話ししたいと思います。

本や他所ではお目にかかれない話ですので

是非しっかり目を通してください。

 

 幸いにも最低限必要な自己資金以上に資金を用意できるのであれば

是非、大切なお金を無駄にしないためにも優先的にお金を使うべき場所に優先順位を付けましょう。

 まずは外構費用です。外構費用は建築費の付帯費用の中でも大きな

割合を占めます。

ここを住宅メーカーに建物と一緒に契約すると自動的に

10~15%の利益を乗せられます。

 

自分で直接外構屋に頼めばそれだけで1割引きというわけです。

 

難しくないです、図面持って行って希望を伝えるだけです。

しかし住宅メーカーもあれやこれやでセットで契約しようとしますので

営業マンにはこのように言いましょう。

 

『親戚が外構屋でどうしてもその会社でしないといけない。』

 

といいましょう。

流石に親戚よりも・・・。なんてことは言わないしメーカー側も

会社に言い訳の立つ内容ならば無理に勧めてきません。

 

次にエアコンです。

ハウスメーカーはエアコンの契約も欲しいがために

設置方法をやたらと隠ぺい配管にしたがりますが

メリットは少ないのでやめるべきです。(詳しくは別項目に記載)

ハウスメーカーは当たり前のようにエアコンの見積もりを出してきますが

その値段に驚愕します。3台で80万ってはあっ?

皆さん結構住宅ローンの中に一緒に収めての購入ということで

すんなり契約しちゃったりしてますが、

エアコンにも10~15%の利益が乗っていますし、

何よりエアコンがすごく高い。

 

量販店で見積もりしてもらったら同じ機能で半額くらいで

収まりますよ。

 

次に照明です。洗面、浴室、トイレ、玄関、勝手口の照明は

据え付けですのでどうしようもないですが、ブラケットにつける

その他の照明は自分で選んでつければハウスメーカーが組んでいる

 

予算の3分の1で済みます。しかもインテリアショップで探せば

かなり個性的なものも見つかります。

 

IKEAとかかなり面白いものが安価でありますのでお勧めです。

浮いたお金で家具やラグなどを買ったりすれば

コーディネートも可能です。

 

節約できる内容は以上ですが、ここまでの内容を聞いて

じゃあ、キッチン、トイレ、洗面なども自分で別途契約したら

安くなるんじゃないのと云う方もいらっしゃるかと思いますが

 

設備関係は建物の保証に大きくかかわるのでほぼ不可能です。

 

例えば水回り設備を一式別の業者に任せたとして

建物が完成して引き渡し前に建物にキズが入っていたら

メーカーなのか依頼した別業者がつけたものなのかで揉めます。

また、入居したあとも水漏れがあった場合通常はハウスメーカー

保証約款に基づいて補修をしてくれますが、自分で依頼した業者が

設置した設備から起こった水漏れは保証してもらえない。

設備業者も水漏れに対しての補修をおこなっても家自体の補修までは

見てくれないことが多いです。

 

大切なお金を賢く使って少しでも有効に使いましょう。

 

教訓:資金計画に載っているものはほとんどメーカーの利益が乗っている

   頼まなくていいものは別で依頼しよう。