家づくりの知恵 別館

元住宅営業マンの今だから話せる家づくりの話

住まいの見学会に参加してみよう

f:id:sorasido2017:20170522025826j:plain

こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

正月、ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィークなど

大型連休で各メーカーが多くの集客をした後は決まって

建築中の建物や、入居前の建物、実際に住んでいる住まいを

見学して回るバスツアーや現場見学会を開催しています。

 

モデルハウスは大きすぎるし、贅を尽くした作りになってるので

一般の方々が作っているリアルなものを見る機会は

ホントの家づくりの参考になります。

今日はどのような見学会があってどういった点を見ていけばいいのか

ご案内したいと思います。

 

構造見学会・建築現場見学会

各社の住まいの骨組みを見ていくイベントになります。

使っている建築材料の大きさ、太さ素材の質感などを見ることで

耐震性や耐久性、シロアリ対策やなど目に触れない部分の

工夫を見学することができます。

骨組みは唯一後からリフォームの効かない部分です。

20年、30年先に安心できるものかが見学のポイントになります。

しかし、素人が見ただけではわからない部分が多いので

ポイントを抑えてしっかり話をきいて、質問をしていきましょう。

 

見学のポイント

①骨組みになる柱の太さ、接合部分の施工の安心感(耐久・耐震・防火性)

②断熱材の防水対策(経年劣化による雨水侵入、結露対策)

③気密、断熱、防音への工夫(省エネ、快適性能)

④リフォームの自由度(将来性、可変性)

⑤現場のきれいさ(施工管理が行き届いているか)

 

 

完成内覧会

完成して入居者が入る前の住まいを見るイベントになります。

メーカー関係なく多く見るほど参考になるアイデアが詰まっています。

 

可能なかぎり写真に収めたり、メモを取っておくと

間取づくりや、空間利用の参考になるだけでなく

希望を設計士に伝えるツールとして使えます。

希望の内容をツールなしで口頭で伝えることは難しく

写真を見せることで設計士に希望を伝えるのは非常に有効な

方法です。

 

限られた予算でいかに工夫をしたのか営業マンから聞きだせると

得るものもより多くなります。

 

見学のポイント

①オーナーの家族構成や家づくりのポイントを営業マンから

 聞いてから見てみる。(こだわりポイントを理解する)

②収納内や飾り棚など、平面図に出てこない立体的な工夫

 部分を写真に撮る(作りたいものを設計士に伝えるのに有効)

③キッチン、バス、洗面など住宅設備の気に入った設備、仕様

 も写真にとる(モデルハウスにない仕様のものがある)

④壁紙、床材、ドアなどの内装材も組み合わせで部屋の雰囲気は全く変わるので

 写真に収めておく。(特に壁紙使いはあまりコストを掛けずにおしゃれになる)

 

 

入居者見学会

実際に住んでいるオーナーさんの家を見学させてもらうイベントです。

家具を配置して、実際に住んでいる様子を見れることから

より空間の広さや、実際の住まい心地を見ることができる場になります。

注意としてはオーナーさんがいるので安易に写真が撮れないこと

また、小さいお子さんを連れていくといろいろ気を遣うのでできる限り

連れてこないほうがじっくり見学できます。

家を見るほうに気持ちが行きがちですが

オーナーさんの生の声を聴く絶好のチャンスですので

ぜひ話を聞いてみてください。

 

見学のポイント

①展示場や入居前の物件ではわからない家具を入れた

 実際の生活空間としての広さを体感できる

②外壁の汚れや、床材のキズなど築年数に応じた住まいの状況

 で使っている素材の特徴を知る。

③夏や冬の室内の体感温度、部屋ごとの温度差、結露の状況

 遮音性能を感じる。

④入居者から建ててよかったこと、失敗したこと

 入居してわかったことなど営業マンが語らない話が聞ける。

⑤設備の特徴や実際の使い心地を聞いたり、不満などの

 裏話が聞ける。

なぜその会社に決めたのか、決め手となった生の声を聞ける。

 

 

バス見学会

大手のハウスメーカーが主になりますが

上の3つを1日で回ることができたりするお得なイベントです。

また、バスの移動中に商品の紹介番組を流したり、

会社によっては工場の見学があったりと盛りだくさん

のイベントです。

 

見学のポイント

①基本的に大きなイベントなのでメーカーも総力を挙げて

 取り組んでますので食事ありプレゼントありですっかり

 周りの雰囲気にのまれてそのメーカーの信者になって

 帰ってくることがあります。雰囲気じゃなく冷静に物を

 見る姿勢が大事です。

 

 

 

以上になります。

ほかの章でも述べていますが無料で気軽に参加できる反面

アンケートを書くと営業マンが訪問電話してくるので

まだ購入意思がはっきりしないうちは

アンケートはキッパリと断る、

もしくは今計画しない、またはできない理由

をはっきり伝えておくことが重要です。

ここを曖昧にすると無駄に何度も訪問してきたり

電話がしょっちゅう掛かってきます。

お互いにいい関係を築くためにも最低限の情報は与えてあげてましょう。

 

 

 

ローコスト住宅という選択肢②

f:id:sorasido2017:20170523115533j:plain

こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

本日は昨日に続きローコスト住宅についてお話します。

 

 

 

住宅展示場のハウスメーカーとローコスト住宅のメーカー何が違うか

 

商品の違い

展示場のメーカー

基本構造は同じ(大手はそれにさらにランクがある)でそれに標準仕様があり

それが基準で自由なプラン、設備、仕様を積み上げていく方法で価格が弾かれる。

基本的に多くの設備メーカーの機器を入れることができる。

多くの面で自由度が高く、予算に合わせいろんな限りなくグレードが上げられる。

 

ローコストメーカー

基本構造は同じでそれに標準仕様があるが

その標準仕様の範囲で決められたメーカーの指定のシリーズから

好きな仕様を選んでいく、仕様は限られるが展示場のメーカーの標準仕様より

2ランクほど上のものから選べる。

基本的に標準仕様から選ぶようになっているのでそれ以外のものを

選ぶ場合は断られたり、高くつく。

基本的にプランニングは自由。

 

 

なぜ安くできるのか

固定費の削減

大手メーカーのようにオフィス街の一等地に事務所を構えない

住宅展示場など費用が高いところにモデルハウスをつくらない。

基本事務所とモデルハウスは同じ敷地である。

 

人件費の削減

大手メーカーの2から3倍の仕事量をこなさないと給与水準が同じにならない

営業マンがプランニングまで行う。設計士は大手の1/3の人数

日当が安い大工を優先的に使い、品質は施工管理者を立てることでカバーする。

 

安くできる設備、仕様にしぼる

キッチンやトイレ、浴室の設備、ドアや玄関などの建具

外壁や屋根材などの仕様を各メーカーが安くできる

生産量が多い普及品に絞ることでメーカーからの仕入れ単価を安くする

しかもそのクラスの商品をメーカー同士を競わせるため

各メーカーの特徴的な機能が含まれており、お得度が高い。

 

単価の高い広告は打たない

住宅専門誌への広告や人気番組のスポンサーなどの単価の高い

CMはさける。

 

以上のことが挙げられます。

 

 

ローコスト住宅はどんな人にお勧めできるか

①坪単価50万くらいですべてコミコミで収めたい人

②建坪45坪くらいまでの人

③設備や仕様に強いこだわりがない人

④無理して大手メーカーで買おうとしている人

以上のような方に向いています。

 

 

正直プロであった私も家の内容を理解して購入するのであれば

ローコストで充分だと思います。

 

 

ローコストの家が恥ずかしいと思う方へ

 

建築時にあの看板を出されるのが恥ずかしいという方が少なからずいるそうで

看板は出さずに建ててくれという方がいるそうでメーカーもそれなりに

対応しているそうです。

理想は積水ハウスでこだわりの家を建てたいですが

そうすると坪あたり70万くらいかかる。

積水ハウスで小さくて標準で無理やり建てました、

中も特別なものはなにもいれられませんでした。

というよりは、タマホームで希望の坪数で書斎や家事室を設けた間取りで

オール電化太陽光発電がついていて。削減のた陶器瓦

や耐候性の外壁でリフォームコストを抑えた家づくりしたほうが幸せだと思います。

家なんて建ててしまえばおんなじで、時期が同じなら大きく耐震性と耐久性が

変わるということは少ないと思います。

建築するブランドがどうかというよりは予算の中でいかに希望を

詰め込むことができたかということが最も重要だと考えます。

そのためには目の前で商談しているメーカーで無理して建てようとしている。

多くのことを我慢してると感じるのであれば

予算の合う会社でやり直ししましょう。

家づくりはその時間をかけるだけの価値がありますし、

長く使うものなのであとから後悔しない選択をしましょう。

ローコスト住宅という選択肢①

f:id:sorasido2017:20170523115533j:plain

こんにちは元住宅営業マンンのアンティです。

 

本日は皆さんが興味はあるけどスルーしてしまう

タマホームやアイフルホームなどの

ローコスト住宅のことについてお話ししたいと思います。

 

私は個人的に決して悪くない選択肢だと思っています。

最後まで読んでもらったらローコスト住宅に対して

少し価値観変わるかもしれないです。

 

 

ローコストの住宅で何が悪い

家づくりを始めるときローコスト住宅のメーカーに行くことを

こちらのブログでも推奨していますが、そこで出会ったメーカーで決めることを

お薦めしているわけではありません。

あくまで住宅展示場にいる営業マンはよく教育されているので

家づくりのイロハを学ぶのには適しています。

営業マンと話をするうちに自分にどのような住まいが描けるのか

徐々に見えてきます。

そこであなたの資金力によっては我慢しないといけない場面がでてきます。

例えば以下のような場面です。

①建てられる坪数が限られるので欲しい空間や、部屋数を我慢しないといけない

②欲しい設備が入れられない

③屋根や外壁なども標準仕様しか選べない。

 

このような提案が住宅営業マンからでていたら

家づくりは失敗してしまいます。

何故なら内容にに我慢を強いられている時点で

楽しいはずの家づくりが営業マン主体の

 

あなたの資金ならばこの程度のものならつくれますよ

 

という家しかできないということです。

資金に余裕がないからいいなりになって思うような

家づくりができないのです。

 

じゃあそんな家づくりやめたらいいじゃないと思うでしょう。

しかし、家づくりは真剣になるあまり

ハウスメーカーは〇〇ハウスじゃないとだめだ。

営業マンの〇〇君から買ってあげたい。

という宗教じみた洗脳をされたお客様を多く見てきました。

もう周りが見えなくなってしまって家が小さかろうが

設備も最低ランクだろうが、家も見た目も残念な感じだろうが

そのまま突き進んじゃう方いらっしゃいます。

 

これを読んでいるあなたも心当たりありませんか。

はっきり言っときますね。

 

ガマンばかりの家づくりならばいますぐやめたほうがいい。

 

男女二人の子供がいるのに子供部屋を1部屋しか作れない。とか

標準仕様しか選べないので見た目も耐久性も劣る外装材しか選べない。とか

キッチンも好みの扉が選べなかったり、オール電化はあきらめないといけなかったり

明るい未来が見えてこない家づくりは辞めちゃいましょう。

 

教訓:ガマンばかりの家づくりは立ち止まって一度リセットしよう。

 

前置き長くなりましたが

そんな方こそタマホーム一度見に行ってみてください。

今までの予算で有り余るほどの自由度と豪華な設備に

目からうろこが落ちます。

これなら今まで我慢していた家事室や書斎なども含めて予算内で収まる

ということが非常に多いはずです。

 

ちなみにタマホームと書きましたがローコスト住宅代表として全国どこでもあるんで

その名前を出しましたが、要は同じようなところなら似た方式を取っているので

価格を売りにした会社ならひとまずどこでもいいです。

 

喰わず嫌いが一番悪い、先入観を捨ててまず見てみること。

 

百聞は一見に如かず、今までの価値観が一気に変わります。

ガマンを強いられた方こそその傾向が強いと思います。

 

営業マンの話を聞くと基本性能も悪くないし

予算的に間取も設備も希望以上になる可能性を秘めています。

 

そこで湧き上がるのが今まで住宅展示場で見てきたどの会社とも

圧倒的に価格が違う・・・・・何か裏があるのではないか。と。

当然安くするための種も仕掛けもあります。

次回はローコスト住宅が安くできる理由について

お話いたします。

 

 

プランを進めていく上で見落としがちなコト

f:id:sorasido2017:20170522020339j:plain

 

こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

本日は住まい方、住み心地を

大きく左右するプラン作りで見落としがちなコト

についてお話します。

 

 

見落としがちなコト

1.家具配置計画

 家具の配置は後回しにしていて後から

 持っている家具を全部入れようと思ったらプランが成り立たなかったり

 窓やドアの場所を大きく変更することがありました。

 プロでも結構うっかりすることがあるので

 ここで皆さんに注意していただくポイントを挙げていきます。

 

・部屋の広さは寸法通りではない

  例えば図面上4m×3mの部屋があるとします。

  片面3mの壁側に3mの家具が置けるでしょうか

  答え:置くことはできません。

  なぜか?壁の厚み分実際の空間から差し引かれるため

  壁の厚みを考慮して計画しないといけないのです。

 

・エアコンの配置場所は重要

  エアコンは隠ぺい配管の場合以外は外壁に面する側にしかつけられない

  のです。

  何が言いたいかというと天井高にもよりますが窓や出入りドア

  収納扉の上にはエアコンがつけられないことが多いのです。

  家具は場所を変えればいいのですがエアコンはどこでもいいわけでは

  ないので優先的に配置を決めましょう。

 

・家具の配置は高さを考慮する。

  図面は平面ですが、家具の配置などは立体的にものを見ないといけません。

  具体的には高さ80cmの机の前に腰高の窓を設置して外が眺められる

  配置はアリですが、180cmの和ダンスの後ろに同じ窓を設けても

  採光は入ってこないということです。

  その点を考慮して家具を配置しましょう。

 

 

2.建具配置計画

・扉の開閉部には何も設置できない

  扉を開閉する部分には家具もスイッチもコンセントも何も置けません。

  でも、安易に開きを左右逆にしたり、内外を逆にすると扉同士ぶつかったり

  家族が通過する際にドアをぶつけて危険だったりします。

  不謹慎ですが、家族が怒ってドアを強く開け閉めした際に

  家も家族も怪我しない位置関係をイメージしてください。

 

 

3.スイッチ・コンセント配置計画

・生活の流れをイメージしましょう

  明かりをどこで点けてどこで消したいかによって玄関や

  リビングなどには2路や3路スイッチなるものが存在します。

  要するに2,3か所から同じ照明を点灯、消灯できるのです。

  例えば玄関照明ならば、当然玄関で点けたいので玄関に一か所

  そして、家事で忙しい奥様が家族の帰宅を暗くないようキッチンから点灯

  してあげたり。

  インターホンの横に設置して外の様子を見て点灯したりする必要があります。

 

・コンセントの配置を見落としがちなところ

  よく聞くのはキッチン周りのコンセントの数が足りないということ。

  冷蔵庫、炊飯ジャー、電子レンジ、トースター、コーヒーメーカー、電気ポット

  など意外にコンセントは要るのにコンセントを充分に付けていないことが

  多いです。

  タコ足配線で乗り切ろうとする方が多いですが電気消費量が大きいものが

  多くショートによる火事の危険が増すので、優先的に配線計画を立てましょう。

  むしろ個室のほうがタコ足配線で十分です。

  あとダイニングはホットプレートや焼肉やお好み焼、 

  IHヒーターでお鍋などの際に2口コンセントがあったら便利になります。

 

・スイッチは使いやすい場所に

  個室は開いてすぐの壁につけることが多いです。

  柱の場所によりつけられない場所もありますが

  最近は安価にリモコン付き照明を購入できるのでそれを壁に取り付け

  便利な場所で入り切りする方法もあります。

 

簡単に案内してみましたが、気の利いた会社なら家具の配置計画など

しっかりやってくれますが、契約してから図面が1/50になってから

ということが多いので早めに準備しておいたほうがいいです。

見逃しがちですが、契約後は妥協しがちな点ですので意識してプランニングに

取り入れてください。

間取りの理想と現実~間取りの失敗に学ぶ~

f:id:sorasido2017:20170522020339j:plain

こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

これから家族と過ごす理想の住まいは

こだわって個性的なすまいにしたいですよね。

本日は個性的な間取りの裏に隠された

現実を知ることで今一度

今のプランを形にしていいのか考えてみてください。

 

 

吹き抜けのあるリビング

理想・・・〇開放的

     〇シーリングファンにあこがれる

     〇採光が取りやすい

 

現実・・・〇エアコンがなかなか効かないのに電気代が高くなる

     〇上の窓に結露が出やすくカビが生えやすい

     〇上の窓の掃除ができない

     〇照明の電球交換が大変過ぎる

     

 

リビング階段

理想・・・〇廊下がなく空間を無駄にしない

     〇リビングを通らないと2階にあがれず自然と家族との

      コミュニケーションが取れる

     〇上下階の温度差をなくせる

     〇廊下がないため洗面所やトイレの温度差が少なく快適

 

現実・・・〇エアコンがなかなか効かない

     〇冬は冷気が上階から流れてくる

     〇廊下がないためトイレの音やニオイが漏れる

     〇洗濯機の音がうるさい

     〇子供の友達が出入りするのでゆっくりできない

 

2階リビング

理想・・・〇道路からの視線を気にしなくていい

     〇採光が取りやすい

     〇窓からの景観がいい

     〇風が通りやすい

 

現実・・・〇老後の上り下りが心配

     〇冷蔵庫や家具の搬入が困難

     〇下階が個室のため窓を開けて寝れない

 

ウッドデッキ

理想・・・〇外でバーベキューや食事ができる

     〇リビングの続きとして使える

     〇素足のまま物干しができる

 

現実・・・〇バーベキューの煙が近所迷惑だった

     〇手入れが大変でそれを怠ると腐る

     〇物干し台が突風の影響を受けやすい

     〇最初だけしか使わなかった

     〇意外と水はけが悪い

 

ウォーキングクローゼット

理想・・・〇たくさん収納できる

     〇大型のものも収められる

     〇家のテイストにあわない家具を収められる

     

現実・・・〇通路の空間分無駄だった

     〇10年住んだら奥のものが取り出せなくなった

 

アイランドキッチンの台所

理想・・・〇見た目がかっこいい

     〇家事をしていても孤立しない

     〇開放感がいい

     〇配膳片付けが楽

     

現実・・・〇いつでもきれいにしていないとすべてが丸見え 

     〇油よごれや水はねがダイニングまで及ぶ

     〇収納スペースがないわりにものが出てると目立つ

     〇水の音がうるさくテレビの音が聞こえない

 

書斎

理想・・・〇静かにしごとができる空間

     〇趣味のものが置ける

     〇家族に大事なものを触られない

 

現実・・・〇空調がないと役に立たないけど空調を付けるほどの広さでもない

     〇いつの間にか納戸にされてしまう

 

玄関収納

理想・・・〇大量の靴を収納できる

     〇コートや防寒着を掛けておける

     〇玄関に履物がないとキレイ

現実・・・〇嫌なニオイ充満している

     〇入る空間分無駄だった

     〇作ったせいで玄関幅が狭くなった

     

いかがでしたでしょうか。

もちろん以上のものがお薦めしないというわけではないですし

住宅の性能やちょっとした対策で対応できることもあります。

両面を知ったうえで、後悔をしない選択をしたいですね。

 

子供のスペースをどうするか

 

 

f:id:sorasido2017:20170522021937j:plain

こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

本日は専門外の間取りに関して

今の家に10年住んでみての子どものスペースの

あり方についてお話ししたいと思います。

 

家づくりの際間取り構成は将来子供たちが成長したら

それぞれ部屋を与えようということを前提に間取りを

組みました。

 

子供に用意したのは7.2帖の部屋と一間の収納です。

これを同じサイズで2部屋用意しました。

最低限デスクとベッドを置くスペースを図面に落とし込んだら

必然的に7.2帖というサイズに落ち着いたのです。

 

そのうち一部屋がリビングと続き間になっていて子供が小さいころは

子供のおもちゃでいっぱいでした。

その頃は仕事から帰るとそのおもちゃで子供たちと

遊ぶことが日課になっていました。

リビングにおもちゃは持ち込まないというルールを決めていたので

非常にいい間取だと満足していました。

 

子供が小学生になるともう一つの使っていない子供部屋は

洗濯物干場になっていたのですがそこを隠れ家のようにして

兄弟二人で遊んでいました。

そのうち子供たちはリビング横の子供部屋にあるおもちゃには

次第に興味を示さなくなり、買い与えた携帯ゲームを持って

もうひとつの子供部屋にいる時間が長くなり

アンディ夫婦の名前も知らない上級生が家に出入りするようになりました。

上級生の子もきちんと挨拶ができて、感じのいい子だからと

ついつい子供相手を任せていた日々が続きました。

 

そんなある日事件は起きました。

詳しくはここでは書きませんが親としては

かなりショックな出来事が起こりました。

その後家に出入りしていた上級生が我が子に悪いことを

させていたことが分かりました。

 

その日から子供部屋のドアは外しました。

そして子育てに関するブログなどを読み漁り

子供たちの勉強スペースはリビングになりました。

ゲームもリビングの定位置から動かさないルールにしました。

 

正直、環境のよい場所なら子供は勝手に育つという

親のおごりがありました。

親が子供から目を離してはいけなかった。

子供の成長は親がきちんと見届けて、よき方向に導く責任がある。

反省させられました。

 

この一件があって、ドアのない部屋では冷暖房が効かないので

空いた部屋には子供たちも自然と寄り付かなくなり、

冷暖房の効くリビングの続き間に戻ってきました。

 

アンディも家に仕事を持ち込んだ時は子供たちと共にリビングですることにして

家族がリビングにい揃っている時間が増えました。

 

すると自然と子供たちの成績は良くなり、言動や行動も穏やかになりました。

親があまり子供に構いすぎると過保護になると思っていましたが

リビングで同じ時間過ごすことで何も会話しなくても親の作業が目に入り

母親の手伝いをしたり、怒らなくても空気を読んで早目に寝るようになりました。

結果、子供たちが目の前にいても特に注意することがないので

黙って行動を見守ることが多くなっています。

 

今年長男は中3になり受験生なのでリビングの隣の部屋は長男の部屋に

なりましたがドアは付けないままです。

 

深く反省させられた時期がありましたが

これから家づくりをする方々には以下の点について提案したいと思います。

 

①子供部屋は快適にしてはいけない、寝るためだけの部屋でいい。

 

②子供部屋を狭くした分家族のスペースを広くして家族が自然と集まれる場にする。

 

③子供たちがどんな友達と何をして遊んでるかわからない状態を作らないために

友達とはリビングで遊ばせるか、ドアのない部屋で遊ばせる。

 

④エアコンはリビングと主寝室のみでいい。

 

 

 

以上のことが最初から間取りに織り込まれていたら子供にもっといい環境を

与えられたと思います。

余談ですが、現在の建具はドアの蝶番を外さなくても簡単に外すことができるので

子供の成長に合わせてドア着脱ができる間取を最初から描くのもいいかもしれません。

子供の引きこもりって、そもそも親がご飯さえ部屋に持って来れば何日でも

そこで生活できるようにパソコンやら、ゲームやら、漫画やら

すべて部屋に揃っているから引きこもれるんです。

ベッドと衣服しかない部屋エアコンもない部屋には引きこもれません。

 

子供たちが悩んだ時にふと前を見たら親がいて何気に悩みを相談できる

我が家でありたいですね。

 

将来子供が巣立ったとき無駄な空き部屋があるよりはリビングの空間を充実

させたほうが一生使うにはいいと思います。

 

教訓:子供はいつか巣立つもの、一緒に住めるうちは少しでも長く

   同じ時間を過ごせる間取にしよう。

 

住宅ローンが組めないケース

f:id:sorasido2017:20170522024826j:plain

こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

本日は営業をしていた時に経験した住宅ローンを組めなかった

お客様のケースをご案内します。

人の振り見て我が振り直せと言いますが

住宅ローンも同じことです。

先人の失敗から学び自身の成功に変えてください。

 

 

ケース①カードやクレジットの事故歴がある

 

いわゆるブラックってやつです。聞いたことありますよね。

カードの返済が滞っていたり、いつも返済が遅れている方々は

信用情報機関からブラック認定されます。

自己破産をしたり、残額を返済してその後概ね5-7年くらいで

信用情報がクリアになるといわれてます。

浪費癖のある人ばかりなのでその後そこからローンが組めた

話は聞いたことがないです。

 

 

ケース②消費者金融のカードを持っている

友人から頼まれて1枚作ったという方で

住宅ローンが下りなかった方がいらっしゃいました。

持っているだけで1回も使ったことなかったのですが

金融機関には心象が悪い要素のようです。

その方はカードを解約して再審査で承認がおりましたが

カードをお持ちの方は事前に解約しておくことをお勧めすします。

 

ケース③車のローンを支払い中

一番多いパターンです。

借り入れできるけれど十分な借り入れができないケースです。

返済負担率というものをご存知ですか。

あなたの年収によって年間に返済できる額が決まっています。

年収により25-40%の間です。

仮に年収500万の方が返済負担率35%とした場合

年間に返済できる支払額は175万円です。

ほかに借り入れがなかった場合35年ローンで3300万ほど借りられますが

月に3万ボーナス時6万のカーローンを利用していれば年間48万

支払いことになり差し引き計算で2400万円にしか借りられないのです。

ほかの買い物でも一緒なのですが車は額が大きいのと

期間も長いので借り入れに対しての影響は大きいです。

詳しくは返済負担率で検索してみてください。

 

 

ケース④申込者が正社員ではない

 

最近問題になっている非正規雇用者の方々いわゆる契約社員派遣社員の方々も

借り入れできる金融機関が限られること、

あまりいい条件ではないことがあげられます。

詳しくは雇用条件やあなたのお住いのエリアで取り組み出来る

金融機関によっても変わるのでハウスメーカーの営業マンに聞いてみましょう。

 

 

ケース⑤自営業で申告額を少なくしている

 

これも多いケースです。

年収は1000万くらいあると仰っていたので安心して案内を進めていたのですが

住宅ローンの事前審査の時、所得証明書をもらってびっくりしたケースです。

申告上は400万になっていました。

税金対策をしていると仰られましたが年収の公的証明がない限り

金融機関も認めてくれません。

自営業者は過去二年の所得証明の平均から借入額を割り出すため、

最悪2年間借り入れ希望の所得以上の申告を

2年間行わないと借り入れできません。

 

 

ケース⑥保険に加入できない持病を持っている

 

住宅ローンを組む際に保証協会の保証を受ける必要があるのですが

そのために団体信用生命保険という保険に加入しないといけないのですが

加入要件がおよそ生命保険と同じようなもので直近手術を伴う病気をしていないか

投薬を継続して続けないといけない病気でないか。

こちらに該当する場合、期間の経過や完治が証明できないと借り入れができません。

 

以上の内容になります。

一つでも該当するなら一度営業マンにご相談されることをお勧めします。

最短で解決する方法を一緒に探してくれるはずです。

自己判断は失敗の元です。

 

教訓:住宅ローンの問題はできるだけ早めに営業マンに相談しましょう。