エアコンの隠ぺい配管のデメリット
一戸建ての住まいを計画すると、いろいろな専門用語が出てきます。
その中から今回は『隠ぺい配管』もしくは『隠蔽配管』と表記される
特殊工事のことについて説明します。
まず、隠ぺい配管とは何かについて説明します。
住まいを作るにあたり、少しでも外観を美しく保ちたい。
できれば、雨樋やエアコンの配管も家づくりにあたり壁の中に
埋め込んでしまい、外観を少しでも損ないたくないと思いますよね。
エアコンの配管を外観を損なわないように建築の際に計画的に
壁に埋め込んでしまうこと『隠ぺい配管』といいます。
メリットとしては
①壁中に配管を埋め込むので建物の美観を損ねない。
②外側の壁に面していなくてもエアコンが設置できる。
ここまでの話だと外観を損なわず、メリットの多い新築ならではの方法
と思いがちで、アンディも住宅営業をしていたころは当たり前に勧めていました。
しかし、家を建てて10年経って量販店でエアコンを買い換えようとしたときに
それは起こりました。
アンディさんお宅は隠ぺい配管なので取り付けができません。
っていわれました。????ナゼ???。
理由を聞いたところ以下の答えが返ってきました。
①隠ぺい配管はエアコン交換時管の洗浄が必要になるため
交換時1万円~の追加費用が必要となる。
②最近はやりのフィルター自動洗浄、ダイキンのうるるとさららの加湿機能付き
エアコンは配管がもう一ついるためそもそも使えないとのことでした。
知りませんでした。
おそらく、ハウスメーカーの営業マン、設計士も知らずに
勧めているのではないでしょうか。
少なくとも、アンティは配管もみえず、再利用できてエコですと
積極的に勧めていたし、エアコンメーカーの研修も受けていたのに
今更ながらこんなデメリットに気づかされるとはメーカーには
一杯喰わされた感じです。
これまでオススメしてきたオーナー様申し訳ございませんでした。
私も身を持ってデメリットを体感しました。
これから住まいを検討されている皆さんは
是非デメリットをよく理解した上で判断なさってください。
教訓:隠ぺい配管はデメリットを理解して判断すべし。