家づくりの知恵 別館

元住宅営業マンの今だから話せる家づくりの話

10年経って分かったお金をかけるべきトコロ

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こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

本日は新築住宅に10年住んでみて感じた

本当にお金をかけるべき部分についてお話します。

 

 

お金をかけてよかったこと

スマートキー

我が家の玄関はスマートキーがついています。

新築を建てる前に住宅営業をしていた時にすごく勧められたので

付けてみました。年経って感じたことは

元々カギの閉め忘れの心配をしなくていいという点が

ポイントだったのですが、鍵穴を使わないことで

同じ時期に建てた友人の家より圧倒的に玄関ドアがキレイ

であることが分かりました。

正直住まいの顔である玄関を綺麗に保てるというのは大きなメリットです。

 

食器洗い乾燥機

我が家はビルトインタイプをメンテナンスの面と、

床にしずくがこぼれやすいという点であきらめてキッチン横に

卓状タイプの食器洗い乾燥機を置けるスペースを設けました。

食洗機を置くことで水道代の節約になったし

なにより手荒れから解放されたこと大きなメリットになります。

アンディも家事をするようになってから奥様方の大変さを身に染みました。

 

ガルバニウム合板の屋根

モダンタイプのイメージの住まいを作るにあたり高耐久性の屋根材を

希望してガルバニウム合板の屋根材をチョイスしたことで劣化の心配を

しなくても済むこと、台風など風の影響を受けにくいことが挙げられますが

色褪せなどもなく非常に安定しているので満足度の高い仕様になりました。

 

お金をかけるべきであったと後悔していること

1位サッシ 

九州に住んでいるアンディは比較的温暖だからということで

空気層12mmのペアガラスのアルミサッシを使用していますが

樹脂サッシにしたほうが良かったように思います。

また、洗面脱衣室、トイレは空気層6mmなのですがガラス面はともかく

アルミ枠に結露が半端なくつきます。

 

手は届くとこならともかく吹き抜けや、階段室などの手が届かない場所の

結露はカビに繋がります。

 

とにかく断熱性能の低い住まいに住んでいた経験をもとに

この程度のサッシで大丈夫だろうと考えていましたが

見通しが甘かったと言わざるを得ません。

結露は室内の熱の逃げ場所に集中して発生します。例えば壁とサッシの

断熱性能が同じであればサッシの枠の部分に集中することは

なかったのです。

このことは室内と外の温度差が大きいほど顕著になります。

難しい話になりますが住まいの熱貫流率のバランスは重要なので

壁の断熱性能が上がった分、

 

窓も壁の断熱性能に見合ったものを選ぶべきです。

 

2位断熱材

サッシの話に繋がりますが

見える結露が発生しているということは見えない部分にも

結露は発生しています。

住宅の営業マンをやっていた頃

リフォームの住まいの壁を開けたら断熱材がびしょびしょで

カビも発生しており、お客様のお子さんが喘息やアトピー

お困りだったことが少なからず住まいのカビやダニの

発生によるものである可能性が高いと感じたことがありました。

その経験を活かせずグラスウールを使った住まいにしたことに

後悔をしています。

というのも、アンディには二人の子供がいますがともに喘息もちで

アンディ自身も40代になってから喘息を発症しており住まいとの

因果関係は不明ではありますが壁の中はカビが発生している

のではないかと考えています。

ふき取ることができないサッシの裏面などの結露は本当に

厄介なので対策を打てることに越したことはないです。

 

断熱材はウレタンフォームなどの水に強い素材をお勧めします。

 

3位外壁

対候性の高い外壁を使うことでメンテナンス費用は抑えられると思い

中途半端に色保証20年という外壁を選んで家を建てましたが

どう考えても10年目で色褪せしています。

また、湿度の貯まりやすい北側の壁には苔で

一部緑がかった部分もあります。

外壁は苔の生えにくい対候性がより高いもの

出来ればタイルをお使いになるのが良いと思います。

 

小さいことを言い出すとキリがありませんが

後から変更できない重要な部分です是非購入の際は

できるだけこだわっていただけたらと思います。

 

教訓:後から交換できないものはできるだけいいものにこだわる