家づくりの知恵 別館

元住宅営業マンの今だから話せる家づくりの話

ローコスト住宅という選択肢②

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こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

本日は昨日に続きローコスト住宅についてお話します。

 

 

 

住宅展示場のハウスメーカーとローコスト住宅のメーカー何が違うか

 

商品の違い

展示場のメーカー

基本構造は同じ(大手はそれにさらにランクがある)でそれに標準仕様があり

それが基準で自由なプラン、設備、仕様を積み上げていく方法で価格が弾かれる。

基本的に多くの設備メーカーの機器を入れることができる。

多くの面で自由度が高く、予算に合わせいろんな限りなくグレードが上げられる。

 

ローコストメーカー

基本構造は同じでそれに標準仕様があるが

その標準仕様の範囲で決められたメーカーの指定のシリーズから

好きな仕様を選んでいく、仕様は限られるが展示場のメーカーの標準仕様より

2ランクほど上のものから選べる。

基本的に標準仕様から選ぶようになっているのでそれ以外のものを

選ぶ場合は断られたり、高くつく。

基本的にプランニングは自由。

 

 

なぜ安くできるのか

固定費の削減

大手メーカーのようにオフィス街の一等地に事務所を構えない

住宅展示場など費用が高いところにモデルハウスをつくらない。

基本事務所とモデルハウスは同じ敷地である。

 

人件費の削減

大手メーカーの2から3倍の仕事量をこなさないと給与水準が同じにならない

営業マンがプランニングまで行う。設計士は大手の1/3の人数

日当が安い大工を優先的に使い、品質は施工管理者を立てることでカバーする。

 

安くできる設備、仕様にしぼる

キッチンやトイレ、浴室の設備、ドアや玄関などの建具

外壁や屋根材などの仕様を各メーカーが安くできる

生産量が多い普及品に絞ることでメーカーからの仕入れ単価を安くする

しかもそのクラスの商品をメーカー同士を競わせるため

各メーカーの特徴的な機能が含まれており、お得度が高い。

 

単価の高い広告は打たない

住宅専門誌への広告や人気番組のスポンサーなどの単価の高い

CMはさける。

 

以上のことが挙げられます。

 

 

ローコスト住宅はどんな人にお勧めできるか

①坪単価50万くらいですべてコミコミで収めたい人

②建坪45坪くらいまでの人

③設備や仕様に強いこだわりがない人

④無理して大手メーカーで買おうとしている人

以上のような方に向いています。

 

 

正直プロであった私も家の内容を理解して購入するのであれば

ローコストで充分だと思います。

 

 

ローコストの家が恥ずかしいと思う方へ

 

建築時にあの看板を出されるのが恥ずかしいという方が少なからずいるそうで

看板は出さずに建ててくれという方がいるそうでメーカーもそれなりに

対応しているそうです。

理想は積水ハウスでこだわりの家を建てたいですが

そうすると坪あたり70万くらいかかる。

積水ハウスで小さくて標準で無理やり建てました、

中も特別なものはなにもいれられませんでした。

というよりは、タマホームで希望の坪数で書斎や家事室を設けた間取りで

オール電化太陽光発電がついていて。削減のた陶器瓦

や耐候性の外壁でリフォームコストを抑えた家づくりしたほうが幸せだと思います。

家なんて建ててしまえばおんなじで、時期が同じなら大きく耐震性と耐久性が

変わるということは少ないと思います。

建築するブランドがどうかというよりは予算の中でいかに希望を

詰め込むことができたかということが最も重要だと考えます。

そのためには目の前で商談しているメーカーで無理して建てようとしている。

多くのことを我慢してると感じるのであれば

予算の合う会社でやり直ししましょう。

家づくりはその時間をかけるだけの価値がありますし、

長く使うものなのであとから後悔しない選択をしましょう。