家づくりの知恵 別館

元住宅営業マンの今だから話せる家づくりの話

失敗しない家づくり~土地探し環境編~

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こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

本日は失敗しない土地探しと題して、

本には載っていない経験から得た注意点を

お伝えしたいと思います。

そのため本に載っている建蔽率容積率

北側斜線などの話は書きません。

 

できるだけ土地情報に記載のない部分での

注意点やお勧めする土地の見方について

お話ししたいと思います。

 

 

子育て環境を調べる

土地探しで大事なことの一つとして子育て

の環境が挙げられます。

まず、小学校区中学校区の柄の悪いエリア

でないか関心ごととして挙がってきます。

それを避ける方法として校区内に大型の

市営住宅、県営住宅がないかが判断材料に

なります。

不謹慎かもしれませんが生活保護の方々が

多く住まうエリアはその学校もいい噂は

聞きません。

学校区は(市町村名+校区)で検索できます

また、実際に学校に出向いてみることを

お薦めします。

近隣の学校に比べ校舎や施設が立派な場合

校区内に有力な議員が住んでいることが多く

優秀な教師や、教育モデル指定校になる

可能性が高いといえます。

 

公共交通機関の利便性を調べる

一番後回しにされがちなご主人の通勤時間は

重要です。

県内転勤などがある職種ならなおのこと

家計を支えるご主人が通勤に多くの時間を

割かれて体調を崩されては元も子もないし、

ましてや最終に間に合わず職場の近くに

しょっちゅう泊まることもありえます。

幸い近隣のバス停や駅がわかれば、

インターネットで簡単に時刻表をみることが

出来ます。

 

南側や東側に大き目の土地がないか確認する

用途地域が大きな建物を建てれない地域で

あればいいですが、利便性の高い地域は

近隣の用途地域を確認して南側や東側に

大きなマンションなどが建たないか確認が

必要です。

見方としては工場、空き地、100坪以上の広さ

がある老夫婦が住む民家などがあるところは

避けましょう。

突然目の前にマンションが建って景観も

日照も損なわれる可能性が高い土地です。

 

大型住宅地は避ける

一般的に~ヶ丘とか~台、~の森などの名前が

ついている地域のことです。

営業マンは売りやすいし、マンションが建つ

心配もなく、比較的静かではありますが

私はお勧めしません。

なぜかというと、住宅地は本当に住宅ばかりで

利便施設が遠いというデメリットがあります。

住宅地を廻るバスは本数が少なく結局車が必要

になります。

しかも高齢になるとその不便さをさらに強く

感じ別の場所に移り住むことを考えます。

すると、土地の売却ということになりますが

分譲地は近所中が同世代のためみんな同じこと

を考えます。

近所売り物件が多いということは価格競争に

なりがちでしかも、若い世代は年寄りばかりの

住宅地に住みたがらないので安く売るしか

なくなり売りたいときの資産価値が期待

できないのです。

 

お薦めはミニ開発地

建築条件付きであることが多いのですが、

工場跡地など比較的多きな土地でマンションに

ならず区画を分けて4区画とか6区画などの

小規模に開発した分譲地はお勧めです。

土地の形は整形地で建物が建てやすく

開発の際地盤調査などをおこなっていることが

多いので土地に対しての追加費用が

ほとんどかからないことが魅力です。

業者も開発して販売するリスクを負う

ということは、利便性、環境に対して売れる

という判断をプロの視点で下した場所である

ということです。

 

究極の土地探し方法

ハウスメーカーの営業マンに依頼して

おくのがベストでしょう。

土地探しも彼らの仕事の一つです。

家を建ててもらうことが目的ですので

不動産会社よりも家づくりで困らない視点で

土地を吟味してくれますし、気の利いた

営業マンなら紹介したい土地にモデルプラン

を落とし込んだり、近隣の利便施設を記載したり

してくれますのでよりイメージが湧きやすい

と思います。

是非家を見に行くときには併せて土地の情報を

お願いしておきましょう。