家づくりの知恵 別館

元住宅営業マンの今だから話せる家づくりの話

自己資金は総額の2割も要らない

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こんにちはアンディです。

本日は自己資金がいくら必要かということについてお話します。

 

まず、一般的に住宅関連の本には自己資金は

 

購入額の2割用意しなさいと書いています。

 

せっせと2割の自己資金を貯めた方には申し訳ないですが

元住宅営業マンのアンディから言わせると

 

チンタラと貯蓄をするお金があったら家賃ももったいないし

貯蓄している間にも歳をとっていくのだから

さっさと家建てて早くいい思いを家族にさせてあげればいいのに

 

と思っていました。

 

自己資金は200万円あればなんとかなります。

建売の場合だと100万円でも何とかなっていました。

 

例えば4000万の物件を購入するにあたって800万円になります。

おいそれと貯蓄できるような額じゃないし、家賃を支払いながら

それだけの貯蓄ができる方々は収入もかなりの額でしょう。

ただね、収入は多くても散財が多く、ある程度の貯蓄ができたら

旅行に行ったり、高級車買ったりなかなか貯まらないものです。

 

一方収入もそこそこで毎月切り詰めながらマイホームを夢見て

コツコツ貯蓄をしている方々も、今の時代ボーナスも満額支給されなかったり

毎年の昇給が微々たるもので、それでも子供たちは成長するので

生活費に追われて2割の自己資金なんて遠い先のハナシなんて方も

いらっしゃるでしょう。

 

 

 

 

貯蓄をしている間に退職後の負担がどんどん増えている事実

家賃を支払いながらの貯蓄はホントに大変だと思います。

また、現在35歳のアナタ目標の貯蓄額に届くのはいつ頃ですか?

仮に40歳頃なんてことなら35年ローンだと75歳まで支払う計算です。

退職した10年支払い続けることができますか、

まさかイマドキ退職金を当てになんかしてませんよね?

 

少し不安になってもらえましたか?

 

じゃあどうしたらいいか

 

住宅展示場に行きましょう。

行けば何とかなる人はなんとかなります。

 

これが答えです。

 

いい加減なことをいうなと思われた方も多いと思いますが

住宅のプロは家を建てさせるのが仕事なので

限られた条件の中でいかに建てていただけるか

試行錯誤して今できることを提案していきます。

 

例えば、家の契約金は一般的に100万円もらってます。

また、土地の契約金は一般的に購入額の10%です

しかし、会社や売主と協議して自己資金が少ない場合でも

その金額の中で契約できるように交渉するのか営業マンの役割です。

 

 

銀行マンは住宅ローンのことに詳しくない

お金のことはローンを貸してくれる金融機関のほうが

詳しいのではないか。

と思う方もいらっしゃるでしょうが

総合職の銀行マンが住宅融資に携わる期間は少なく

住宅営業マンのほうが圧倒的に詳しいです、

銀行マンは貸せないルールには詳しかったです。

アンディも融資担当者にローンのこと教えてあげていました。

 

詳しいことは皆さんの資金力と返済能力を見て

営業マンが考えます。

提携している銀行や地域によっても違いがあるので

自己資金がどれだけあれば確実かとは言い切れませんが

200万あれば何とかなると思います。

まずは騙されたとおもって住宅展示場に足を運びましょう。

 

あと自己資金がない場合でも貯蓄型保険や学資保険を解約

する方法で資金を用意しましょう。

もしもの時のためと仰るかもしれませんが

家族の夢を実現できるのなら今がその『もしもの時』かもしれません。

 

教訓:住宅展示場に出かけよう答えはそこにある。

 

エアコンの隠ぺい配管のデメリット

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一戸建ての住まいを計画すると、いろいろな専門用語が出てきます。

その中から今回は『隠ぺい配管』もしくは『隠蔽配管』と表記される

特殊工事のことについて説明します。

まず、隠ぺい配管とは何かについて説明します。

 

住まいを作るにあたり、少しでも外観を美しく保ちたい。

できれば、雨樋やエアコンの配管も家づくりにあたり壁の中に

埋め込んでしまい、外観を少しでも損ないたくないと思いますよね。

 

エアコンの配管を外観を損なわないように建築の際に計画的に

壁に埋め込んでしまうこと『隠ぺい配管』といいます。

メリットとしては

 

①壁中に配管を埋め込むので建物の美観を損ねない。

②外側の壁に面していなくてもエアコンが設置できる。

 

ここまでの話だと外観を損なわず、メリットの多い新築ならではの方法

と思いがちで、アンディも住宅営業をしていたころは当たり前に勧めていました。

 

しかし、家を建てて10年経って量販店でエアコンを買い換えようとしたときに

それは起こりました。

アンディさんお宅は隠ぺい配管なので取り付けができません。

っていわれました。????ナゼ???。

理由を聞いたところ以下の答えが返ってきました。

 

①隠ぺい配管はエアコン交換時管の洗浄が必要になるため

 交換時1万円~の追加費用が必要となる。

②最近はやりのフィルター自動洗浄、ダイキンうるるとさららの加湿機能付き

 エアコンは配管がもう一ついるためそもそも使えないとのことでした。

 

知りませんでした。

おそらく、ハウスメーカーの営業マン、設計士も知らずに

勧めているのではないでしょうか。

 

少なくとも、アンティは配管もみえず、再利用できてエコですと

積極的に勧めていたし、エアコンメーカーの研修も受けていたのに

今更ながらこんなデメリットに気づかされるとはメーカーには

一杯喰わされた感じです。

 

これまでオススメしてきたオーナー様申し訳ございませんでした。

 

私も身を持ってデメリットを体感しました。

これから住まいを検討されている皆さんは

是非デメリットをよく理解した上で判断なさってください。

 

教訓:隠ぺい配管はデメリットを理解して判断すべし。

 

 

 

一戸建にするか、マンションにするか

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こんにちはアンディです。

 

不動産を購入するにあたって

一戸建てにするかマンションにするか

皆さん非常に迷うところです。

私も戸建の営業でしたが購入の際はマンションと迷いました。

結果、一戸建てを購入しましたがそれまでの経験で得られた情報を

お知らせしますのでご検討の材料にしてください。

 

意外と住宅営業をしているものの中にはマンションを買った者が多い。

 

という事実があります。

プロのくせに裏切りだといわれそうですがそれにも特殊な事情があります。

その話は後程お話しします。

 

ではどのように判断していくか案内していきます。

購入予算と支払面

同じ地域でもマンションのほうが安く、より便利なところに住める。

と思ってらっしゃるかたが多いです。

例えばマンションと一戸建ては金額にして

一戸建て  4000万円

マンション 3500万円

くらいのイメージをお持ちではないでしょうか?

これをベースに比較してみましょう。

この金額だけを比較すれば住宅ローン借入金利が1.8%とすると

 

35年ローン 金利1.8%=3,210円/100万円当たり月 とすると

 

一戸建て  128,400円/月

マンション 112,350円/月

 

あえてボーナス加算額はいれてません。

ここまでだと支払はマンションのほうがいいんじゃないと思うかもしれません。

しかし、マンションには共用部分があるため、

管理費、修繕積立金が必要になってきます。これが結構な金額します。

部屋の広さによって負担額が変わりますが、

地方都市の利便性の高いエリアなら管理費10,000円/月

修繕積立金7,000円/月というとこでしょうか。

そして、マンションだとここに駐車場代が加算されます。

敷地内機械式駐車場で10,000円~というとこでしょう。

さてこれを合計してみると、一戸建てのメンテナンス費用は

積み立てなくてもいいのですが、ここは公正を期して

10年に1回外壁や屋根のメンテナンス費用が120万かかると想定して

月額10,000円とします。

すると

 

一戸建て 128,400円+10,000円+ なし   + 無料 = 138,400円

   (住宅ローン)(修繕費) (管理費)  (駐車場代)

マンション112,350円+7,000円  +10,000円  +10,000円= 139,350円

 

このような計算が見えてきます。駐車場2台ならさらにマンションの負担は増えます。

 

マンションだったら安上がりということではないし、

一戸建ては手が届かないというわけではないのです。

 

教訓:毎月の支払いベースで考えるとマンションも一戸建ても変わらない。

 

セキュリテイ、環境

次にセキュリティ面です。

これはやはりマンションのほうが上であるといえます。

元々上階では外部から侵入しにくいだけでなく

防犯カメラやオートロック

管理人常駐や警備会社との提携など一戸建てを圧倒します。

 

じゃあ一戸建ては自己防衛だけで手立てはないのかというと

そうでもないです。

 

セコムのホームセキュリテイってあるじゃないですか

豪邸の玄関に貼ってあるあれです。

 

あれはセレブの皆さんしか使えないお高ーいサービスだと思ってませんか。

窓のセンサー、煙センサー、非常ボタンなどの基本的な防犯機器を

レンタルしても月額5,900円ほどで利用できます。

 

防犯意識の高い方なら十分お安いと感じていただけることと思います。

単純比較はできませんが管理費を払う分、また高層階の安心で

マンションに分があるといえます。

ちなみにアンディ家ではもともと一戸建てで育ったことから

セキュリティの意識は低いです。

夏は1階の寝室ながら窓をあけて網戸だけの状態で寝てます。

 

次に環境面ですが

やはり一戸建てよりも同じ価格ならワンランク、ツーランク上の

利便性のたかい場所が選べます。

 

駅のビルと繋がっている建物などは資産価値も高いし利便設備は

ないものがないといっても過言ではないでしょう。

しかしこれも予算あっての話。

そのような物件は値段も近隣相場と比べてかなりお高めです。

 

予算を決めて探してみたときに土地の広さに大きく左右される面がありますが

駅から徒歩圏内、病院、学校、スーパー、コンビニを近くに備えた同じ町内の

建売住宅の支払いとマンションの支払いが上の項の方法で比較すると

ほぼ変わらないかマンションが上であることがおおいです。

アンディの住まいもスーパー徒歩3分、少、中学校徒歩10分、病院徒歩1分

最寄りの駅まで徒歩15分、バス停徒歩3分、高速の入り口車で2分の位置にありますが

近所のマンションと比較したときに駐車場2台、管理費、共益費、修繕積立金

含めた支払いがマンションが上だったことから一戸建てにターゲットを絞りました。

 

それでもハウスメーカーの社員たちがマンションを購入する理由を

挙げていきます。

 

①朝早く夜は公共交通機関で帰れないことが多い。

②仕事で飲み事が多く、早く仕事が終わると繁華街に出かけ結局公共交通機関がない。

 

結局職場の近くに住んでいないと睡眠時間確保の点でも、タクシー代の負担も馬鹿にならないので少しでも職場に近いところになるということです。

こんな方々はオフィス街のできるだけ近くに住みたいでしょうからマンション1択

になるのでしょう。

 

その他共通するそれぞれのリスク

家づくりを初めて分かったこと住宅営業を通じてわかったことで

不動産選びで重要なことをまとめておきます。

①大型のマンション、分譲地は絶対に避ける。

 営業マンは売りやすいのでやたらと勧めてきます。

メリットは同じ世代が多く、所得レベルも同程度で

新しくそこに住む人が多いので近所付き合いや

子育ての面で便利だと言われています。

しかし、将来的にはそのような場所がどのようになるかご存知ですか?

想像もつきませんよね。

実はすでに昭和期の高度成長時代に持ち家政策の時代にできた

大型分譲地や、払い下げの大型公団物件などで起こってることですが

老人ばかりの街になっているのです。

家を購入した親たちの世代は子育てを終えて夫婦2人になりました。

若い世代は親元を離れ周りも老人ばかり、そんな街だから近くの商店もふるく、

近所にできた大型ショッピングセンターの影響で

その商店さえ潰れていきます。その結果住まいから10分ほど移動しないと

病院に行くのもままならない、しかもその10分の移動が負担が大きい年代です。

そうすると、家も広いばかりで手入れが大変なので売却しようとなります。

 

前置きが長くなりましたが、言いたいことは同じ世代が多い場所は

不動産を売却しようという時期がみんな同じになるということです。

まだわかりませんか?みんなが売却を考えたら需要と供給のバランスが

崩れます、しかも老人ばかりの住宅地人気あると思いますか。

ここまで言えばわかりますよね。

 

資産価値がめちゃくちゃ落ちるってことです。

 

大型の開発地は元々将来性や山を切り開くなどの開発費を含め割高になっています

買ったときは地価は高いけど将来は暴落が目に見えているのです。

マンションはもっと悲惨で

間取りが同じ物件が不動産情報にあふれるわけです。

比較の仕様がなく他より安くしないと売れないのです。

大型物件は規模が大きい分広告費をかけてイメージがいいですが

将来はこんな未来が待っているとはだれも教えてくれません。

 

あとマンションでも一戸建てでも共通して言えるのは将来的に渡って

日照が確保できるのか、見下ろされるような位置に大きな建物ができないか

気にして選んでください。

 

私の友人はマンション購入して向かいの土地が工場だったので視界を遮らず

眺望が自慢でしたが2年後工場の閉鎖で大規模マンションができて視界も

日照も、眺望も全部かわってしまいました。

 

場所を選ぶときは東側と南側になにがあるか、用途地域はなにでどれくらいの

高さの建物が建てれれるか確認しておきましょう。

 

教訓:今の環境も大事だが未来のことを予想することはもっと大事です。

失敗しない商談の進め方②

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こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

本日は昨日の続きです。

 

 

3社に絞ってからが本番

3社に絞り込まれたらここからは担当者を決めて密に

話を進めましょう。

 

せっかく3社に絞り込んだのに

営業マンが頼りないだとか、フィーリングが合わないことがあります。

そのような場合は迷わず担当変更を申し出ましょう。

結婚や出産と同じレベルの人生のイベントなのに

気に入らないパートナーを選ぶ必要はありません。

気が引けるかもしれませんが変更ができなくなる前に代わってくださいと

伝えてください。

意外とすんなり受け入れてもらえます。

また、相手の会社も

 

お客様を失いたくないので優秀な営業をつけてくれます

 

フラれた営業マンは当然ショックですし私自身もそのような経験をしましたが

その悔しさをバネにして成長しました。

もしものときはお互いのためにバッサリ行ってください。

 

教訓:不安に感じる営業マンは早いうちに変更してもらおう。

 

 

プランニングの前に予算を固めよう

これから具体的に設計士が入って図面を引いていきますが

同時に予算を固める作業をしていきます。

具体的に計画を進める段階で営業マンが

 

住宅ローンの事前審査をしましょうと言ってきますので

素直にお願いしましょう。

 

まだ本決まりになったわけでないし

会社もそこに決めたわけではないと

購入者様はなかなか首を縦に振ってくれませんが

 

予算の裏付けがないまま話を進めて

いよいよ真剣になったときに借り入れ出来ないことが分かるのは

非常にダメージが大きいです。

ローンの審査をした会社でないと借り入れできないわけではないので

どこか1社に依頼しておけば予算の裏付けがあることで

自分自身も真剣になれるし、営業マンも安心して提案ができるのです。

 

教訓:住宅ローンの審査は早いほうがいい

 

あと自己資金がゼロでは話になりませんが貯まるのを待って時期を

逃すよりは、まず用意できる金額を営業マンに相談しましょう。

住宅の本なんかでは購入額の2割自己資金が必要とでてますが

相談すればなんとかしてくれます。

 

教訓:自己資金が少ない場合まずは営業マンに相談

   意外と何とかなることが多い。

 

 

それぞれの両親に家づくりをすることを伝えておこう

結構自分たちの家づくりなんだからと両親に報告せず話をすすめて

契約してからモメることが多々ありました。

親には親なりの将来設計がありその中に自身の子供に面倒をみてもらおうと

2世帯住宅を検討していたり、将来は土地を子供に託して

自分たちはグループホームや老人ホームに入ろうと考えている

こともあります。

そんな親なりの(勝手な)思いを無視して家づくりの話を進めたと

モメテしまうわけです。

 

一方で早く親に相談することでいいこともあります。

資金援助です。

親たちも大事な子供たちが一生の買い物をするわけですから

子供が家を考えるまでに成長してくれたと喜んでくれるわけです。

私が住宅営業していた時も、結構な確率で援助がでてました。

 

親たちが援助を申し出てくれるなら有難く受けましょう。

 

上手く予算を増やすことができたら建物の仕様や

設備に廻しましょう。

 

教訓:親は資金援助してくれる可能性が高い

   早めに相談するのが親孝行になる。

 

いよいよプランニングです。

自分で設計図を作ってこんな感じで図面描いて。

という方がいらっしゃいますが、それでは購入者側の

家づくりの意図や希望が伝わりません

土地にあったもの、また家族の構成に合ったものを

まっさらなところからプロに提案してもらうのが一番です。

 

まずは家族の意見をまとめた要望書を作りましょう。

最低でも記入してほしいのは以下の内容です。

 

①家族構成(お子様がいれば性別年齢も、

      将来の同居などがあれば未来の計画を記入)

②希望の部屋数(LDK、和室、主寝室、子供部屋×2、トイレ×2、

        浴室脱衣所。といった書き方で)

③出来れば欲しい空間の希望(優先順位をつけて

     優先度①主寝室ウォークインクローゼット、優先度②家事室

     優先度③書斎・・・といった書き方で)

④その他希望(リビング階段にしたい。和室とリビングは続き間で。

       2階共用スペースに子供の学習空間が欲しいなど)

 

 書式は決まっていないのでとにかく

 

プランニングは設計士に想いを伝えるのことが大事です。

 

 

作り方は 「家づくり 要望書」で検索してみてください。

 

それを基に各社の設計士にプランを作ってもらいます。

各社設計士が思いを込めて作ったプランですので

それぞれに理由があります。しっかり理由を聞きましょう。

きっと新たな考え方が見つかったり、家づくりにに対しての

将来が見えてくるはずです。

 

初回から提出されたプランをむやみに他社に見せたり、

3社中A社のプランが良かったのでA社のプランで

各社見積もりしてください。

というケースがよくありました。

当然各社対応しますが、設計士との信頼関係を崩すことになるので

お薦めできません。

 

まずは各社の提案力、設計士の技量を計るためそれぞれのオリジナル

で比較していきましょう。

 

見積り前のプランの商談は3回です。

 

フツーそれくらいでまとまります。

まとまらないのは設計士がヘタクソか要望に無理があるかの

どちらかです。

詳細の打ち合わせは1社に決めてからで十分です。

 

見積書提示~契約に至るまで

プランが決まればいよいよ見積もりです。

ここまでくると契約まであとわずか

気を抜かないように参りましょう。

ここで重要になるのは

希望の仕様や設備をしっかり見積書に入れておくということです。

 

オール電化

耐久性の高い外壁

高性能サッシ

床暖房

食洗機   など

 

全ての希望を入れて見積もりを出してもらうことは

このあとどれだけ値引きやサービスを引き出すかに繋がります。

ここまでくると営業マンが考えて入りことは

 

今月の契約客になってもらおう。と思っています。

 

見積りに入ると会社が契約見込み客としてリストに入れていますので

何が何でも月内の契約客になってもらおうと動きます。

ここまでで、プランがまとまっていない、仕様設備の要望が決まっていない

などどうしても決めきれない要素が残っているなら

見積もりはストップしたほうがいいです。

 

見積もりをだしてもらう以上は

購入者側も月内に結論を出す覚悟で挑まないといけない。

 

曖昧なまま見積りもらったら断っても断っても各社から最後のお願いが

入って突然の電話や訪問やらで面倒なことになるのがオチです。

 

一方できちんと納得して見積もりを依頼したのであれば月の3週目に見積もり提示してもらいましょう。最終週ですと土壇場での値引き交渉を引き出せないままになります。

社に持ち帰って検討しますというところまで値引き、サービスを目いっぱい

引き出しましょう。

ただ平日に時間的余裕があれば月末ギリギリまで結論を先延ばしにすれば

ウルトラCの値引きを引き出せることでしょう。

金額の交渉は限界があるので、

最後のもう一息の交渉はモノをおねだりしましょう。

例えば、エアコン2台付けてもらう

食洗機を付けてもらう、洗面台をカウンタータイプにする

などです。

とにかく月末が締日ですので思いっきり足元を見て交渉してください。

 

教訓:月末に向けて最大限の値引き、サービスを獲得しよう

 

ここで3社の中から1社に絞られます

真剣に向き合った。家族ぐるみで家づくりの想いを

共有しながら話し合ってきた間柄なので

どの担当者にも情がわきます。

その中で心を鬼にして一社に絞ります。

残りの2社は多くの時間と労力を費やして何も残らないわけです。

せめてその2社にもどうして選ばれなかったのか

教えてあげてくださいそうすれば彼らにも経験が残ります。

是非その後を気持ちよく進めるためにも

断るときはきっぱりと。

 

そして気持ちよく契約の日を迎えましょう。

 

 

 

 

失敗しない商談の進め方①

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 こんにちはアンディです。

 

今回は失敗しない商談の進め方についてお話ししたいと思います。

 

家づくりでメーカー選びに注力しすぎて予算が合わないのに

大手ハウスメーカーと契約して箱型の恰好の悪い家を建てている

残念な方々をたくさん見てきました。

大手メーカーの営業力はホントにすばらしいです。

それもこれも商談がメーカー主体でおこなわれ

購入者の無知に付け込んだ家づくりになった結果です。

 

購入者主体で家づくりが進まないと良い住まいづくりはできません。

失敗しないための家づくりにかける時間のかけ方は全体を10とすると

 

メーカー選定2:契約前の打ち合わせ5:契約後の打ち合わせ3

 

ぐらいが適正でしょう。ただ多くの方々が

 

メーカー選定6:契約前の打ち合わせ2:契約後の打ち合わせ2

 

になっててメーカー選びで疲れてしまって間取りもそこそこ、

仕様も標準仕様のまま営業マンに乗せられて月末までに契約の流れを

作られて抵抗したつもりが月末に今ならここまで値引きをしますという

高額値引に乗せられて契約してしまう悪循環に陥っています。

 

こんなことにならないために最低限の知識の防備と

メーカーのペース飲まれないルール決めが必要であると思います。

 

●相手を知る前にまず自分を知れ

まず、住宅展示場を見に行きましょう。

お客様の応対に慣れた営業マンが待ち構えています。

 

モデルハウスの入口でアンケートの記入を促されますが

ここで記入してしまうとその後訪問と電話攻勢にうんざりします。

 

教訓:アンケートは訪問と電話の嵐がやってくるので断りましょう。

 

メーカーを絞ってからアンケートに記入でいいです。

基本断っても見せてくれます。

 

各社最上級グレードの仕様で見せるためのものを展示していますので

ほとんどの購入者に間取りも仕様もまったく参考にならなりません。

回りながら聞くことは

①標準仕様の坪単価

②商品の特徴

これくらいは聞いておいてメモしましょう。

 

次に優秀そうな営業マンがいたら

資金計画書を作ってもらいましょう。

世帯年収や家族構成、土地がなければ住みたい場所などの

希望はできるだけ具体的に正直に伝えましょう。

営業マンに資金計画をきちんと作って自宅にお持ちします。

と言われたら名前くらいは教えてあげて、展示場で次回の約束を取り付け

そこで説明を受けましょう。

坪単価の違う2、3社ほどに作ってもらえれば自分たちの予算が見えてきます。

 

どんなに大きな夢を持ったとしても

実現不可能な借り入れのできない要望は早めに修正して

実現可能な夢を描くために

希望と現実の乖離を見極める材料として資金計画書

があります。

 

資金計画書でわかることとして

世帯年収からどれくらいの借り入れが起こせるのか

②家づくりにかかる予算はどのようなものがあるのか

③頭金はどの程度必要なのか

④月々の支払額、ボーナス加算額はいくらか

知ることができます。

特に自営業の方は過去2年の申告所得によって借り入れが

決まってくるので過少申告をしている場合などは

充分な借り入れができないこともあります。

 

住まいの夢は予算の上にしか成り立ちません。

遊びで見に行ったとしても将来に向けた資金作りや

目標のためにも資金計画をぜひ作ってもらってください。           

 

教訓:すべての始まりは予算から。

   資金計画をプロに作ってもらって予算を決めよう。

   

 

 

●多くのハウスメーカーと商談すべきでない

何十社、何百社あるハウスメーカーの中からたった一社

を決めるのですから全てを相手にしていては

時間がいくらあっても足ません。

 

展示場でアンケートを書きまくり10社同時に話を聞いていたお客様は

連日連夜押し寄せる営業マンの訪問に何がいいものなのかわからなくなって

家づくり自体を辞めてしまうなんてことがザラにありました。

 

私から言わせると当然なわけで営業マンも真剣、

購入者も一生の買い物を預けるわけですから真剣そのものです。

そんな商談を日々仕事をしながら10社も行えるわけがありません。

日々の生活を送りながら充分な商談を進められるのは3社程度です。

それ以上は情報が多すぎて家づくりそのものを見失ったり、

話がまとまらず疲れがたまるせいで夫婦仲が悪くなったり

いいことは一つもないです。

営業マンは自社の商品が一番であることを伝える

スペシャリストです。

そんな人たちの話を延々と聞き続けるのは時間の無駄です。

 

教訓:商談は早々に予算に余裕がもてる3社程度に絞り込もう

 

 

どのようにして3社に絞り込むか

最初に展示場を見学した時に聞いた

①標準仕様の坪単価

②商品の特徴

を元に会社を絞っていきましょう。

 

基本は予算をいくらに設定するかで会社が絞り込まれます。

借りられる額と支払える額は世帯年収で決まってきますので

商品の特徴を加味しながら、資金計画書で決めた

予算に合う会社を絞り込みましょう。

 

予算に余裕があれば設計事務所などに相談をしてより個性的な自分らしい

家づくりをする選択肢がありますし。

逆に予算が少ない、ギリギリであれば思い切って

ローコストのハウスメーカーに絞ることも重要です。

 

ホームページなどでその会社の施行例が見れたりしますし

その会社で建てたオーナーが作ったブログなども参考になりますので

長所、短所調べましょう。

 

そうして絞ったハウスメーカーを訪問して

感触が良ければアンケートに記入し

次回の商談につないでいくといいと思います。

 

次回は3社に絞ってからの商談の進め方についてお話します。

自己紹介

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はじめましてアンディと申します。

 

今年の8月で自分の住宅営業マンの経験の集大成ともいえる

我が家(一軒家)を建てて10年になります。

 

それを記念して家を建てるまで、建てているとき、建ててからの経験を

これから家づくりを始める皆様のお役に立てればと記録していきます。

 

 

タイトルの別館というのは本館が別にあるのではなく

専門誌や雑誌には載っていないような話だけをできるだけ

お伝えしたいという気持ちから別館という名前にしました。

だから、本にないけどこういうことを聞きたいという質問など

ございましたらお答えしたいと思いますので宜しくお願いします。

 

 アンディは現在45歳です。3歳下の妻と中学3年の長男と、

小学5年の長女の4人暮らしです。

 

 住宅営業は大学をでてからすぐに地元のハウスメーカーに就職し

その後輸入住宅のメーカー、ローコスト住宅メーカーを渡り歩き

現在は住宅業界から足を洗い

まったく別の業態の会社でサラリーマンやってます。

住宅営業に携わったのは10年間です。

 

不動産を購入しようと考えたきっかけは、

35歳で住宅ローンを組んだら70歳で完済になるが

退職金で10年前倒しで60歳で完済できるという

楽観的な計算からです。

 

あとは、今の住まいを建てる土地との出会いでした。

道路を挟んで川が流れており川のそばには桜の木があり、

現在窓の外を眺めると満開の桜が望めます。

昨日も花見バーベキューを楽しみました。

 

四季を肌で感じられる場所でありながら交通機関が充実しており、

病院や学校、スーパーやコンビニなどあらゆる利便施設が

10分圏内にあります。

 

幸いにも、妻の職場の通勤圏内でもあり、

子供の通う幼稚園の送迎バスもルートになっていました。

 

ただ、希望の土地があれば家づくりできるかというとそうではない。

住宅ローンでそこに希望をかなえられるだけの融資を受けられるか、

それが重要になります。

 偶然にも東証一部ではないけれども上場企業に勤めていたため

通常よりも優遇された金利で希望の額の融資を受けることができたのです。

 

 ほかにも、土地の広さが40坪のため駐車場2台分の確保をすると、

南側にある家がぎりぎりに建っているので1階の南の部屋は採光を

確保できませんでした。

一般的に1階の南側は採光のことを優先してリビングを持ってきます。

また、川のある道路側は朝、夕と近所の方々の散歩や

ランニングのコースになっておりリビングから川や桜を眺められるよう

大きな窓を作ると道路からの視線が間近すぎることもわかりました。

 そこで、お客様の住まいづくりの経験を活かし、

2階リビングにすることにしました。

すると採光の問題も解消され、

高い位置にリビングがあることで視線も気にならず、

川や桜も見下ろす位置になり非常に景観もよくなりました。

 

こうしたいろいろなものをクリアして家づくりを現実のものにしました。

運や知識、お金のことや家族のこといろんなことがあってそれがクリアー

できてはじめて家づくりができます。

自己資金が貯まったから、子供の進学にあわせたい、

希望の場所に土地が見つかった。

など、家づくりのタイミングは人それぞれですが、

 

 

今年こそ、家をたてよう。

 

 

と決意したから建てられるかと言ったら決してそうではありません。

 

家づくりは皆さんがご存知のように夢のマイホームと言われるように、

家族の夢や、希望やその他もろもろの楽しいことが詰まっています。

 

しかし、自己資金を貯めることを優先してタイミングを逃したり、

条件に合う物件が見つからずいつまで経っても購入できずにいる方々、

子供を転校させてくないので時期を待っている方、

その他いろいろな理由で家づくりを先延ばしにしている

方々がたくさんいます。

 

住宅営業をしていたころ、

 

あーこのお客さんきっとマイホーム一生手にできないまま終わるんだろうな。

 

と思うお客様をたくさん見てきました。

わかるんです。ダメな人たち。

 

だって、プロでしたから。

 

 

”一生マイホームを手にできない側の人々” にならないよう

このブログにしっかり綴っていこうと思っています。

 

また、契約してから、住み始めてからわかったことなども

お話しできたらと思います。