家づくりの知恵 別館

元住宅営業マンの今だから話せる家づくりの話

住宅展示場の歩き方①~住宅展示場を賢く利用しよう~

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こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

間もなくゴールデンウィークがやってきます。

連休のレジャーの中に住宅展示場に行く方も多いのではないでしょうか。

もちろん子供のキャラクターショーのついででも構いません、

折角見に行くならためになることを学んで帰りましょう。

 

本日は住宅展示場の歩き方のご案内です。

 

 

 

まだまだだからはダメ!!将来を計画する目安を知ろう。

元住宅営業マンのアンディですが

お客様との出会いは住宅展示場にいらっしゃって入り口で

アンケートを記入いただくことからはじまります。

しかし中にはアンケートの記入を拒否するお客様。

また、こちらが質問しても、まだまだだから、いいね、すごいね、へー

しかしゃべらずに帰ってしまうお客様がいます。

 

まだまだだから・・・。

ええもちろん構いません

でもね、その夢いずれ叶うのですか?

いつごろ?どこに?いくらで?

借り入れはできる?いくら?いつ返済が終了するの・・・?

 

いつまでも白紙の計画ではその日はやってきません。

受験の時、就職のとき、結婚するとき、子供が生まれたとき

人生の大きなイベントは全て準備を怠らず真剣に向き合ってきたはずです。

万全の態勢で挑むとき満足のいく結果が得られたはずです。

 

じゃあ家づくりってまだまだ白紙でいいのですか

これから子供たちよりも長く付き合うかもしれない相手なのに

まだまだでいいのですか。

家づくりの夢は将来Jリーガーや、アイドルになるような

夢ではないですよリアルに描ける夢を見れるんです。

 

そのために住宅展示場には営業マンがいます。

家づくりのプロです。アナタの漠然とした夢を形にしてくれます、

わがままも聞いてくれますし、一所懸命会社に値引き交渉もします。

家づくりが今でなくても構いません。

だって建てる気持ちがあれば必ず今実現できるとは限らないんです。

営業マンがどんなに頑張ったってできないことだってあります。

時にはお客様につらい現実を突きつける時だってあります。

今はダメでも現実を提示することで具体的な目標を立てて

夢に向かうことができます。

そのようにして3年かけて夢を実現させた長い付き合いのお客様もいました。

今でも忘れられないお客様です。

そのお客様とは出会ってから今計画が進められないやむを得ない事情が判明して

少なくとも2年間は計画ができないことは確実でした。

しかし、その期間を無駄にすることなくメーカーが主催するざまざまなイベントに

参加していただきました。

CMでよく案内のある入居者の住まいをみてまわるバス見学会。

家計のチェックや、資金づくりのアドバイスをするフィナンシャルプランナー相談会

プランニング相談会。

モデルハウス宿泊体感会などさまざまなイベントに参加いただきました。

その間に問題の解決と予算づくり、そして家づくりの知識を手に入れて、

そのお客様は万全の態勢で計画を進めることができ、

見学会で見た実際の住まいから得た様々な工夫を取り入れ、

予算づくりをしていたおかげで希望の設備を入れることができ

営業マンの主導で手取り足取りではなく家づくりの

意見を設計士としっかり交わしながら個性のある住まいづくりを

なさいました。

家づくりの理想形として皆さんの参考にしていただきたいお客様です。

 

今回は展示場の歩き方じゃないじゃないかという方がいらっしゃると

思いますが、まさしくその通りです。

この場は借りて皆さんの住宅展示場を見る時の先入観を取り払うことを

目的とさせていただきました。

ここまで真面目に読んで損したといわずもう少しだけお付き合いください。

 

 

営業マンにしつこくされたくないなら自分のことを知ってもらうこと

 

ちょっと見に行っただけなのに営業マンにしつこくされるといった

イメージをお持ちの方が多いです。

営業マンをその気にさせたら困るから相談はしないという

スタンスの方も多いです。

そんなあなたが10社もモデルハウスを見てしまったら

毎日のように営業マンが訪問してきてウンザリすることでしょう。

 

しかし、営業マンからしたら未来のお客様がいつ頃、どのような計画を立てていて

予算をどれくらいかけることができて、どの程度の借り入れ能力があるか

知りたいのです。分からないから足を運んで雑談のなかから情報を聞きたいのです。

 

しつこくされたくないなら営業マンに今の状況をすべて相談してみる

 

これが営業マンにしつこくされない極意です。また展示場を賢く利用する第一歩です。

 

営業マンはあなたがいつ頃夢を実現できるのか値踏みをしています。

そしてあなたにランクを付けています。

 ①今すぐ計画できる客

 ②今すぐ計画したいが問題の解決に時間がかかる客

 ③いつ計画できるかわからない情報が揃っていない客

 ④将来的にも計画できない客

 

②、④のお客様は訪問の嵐におびえる必要ありません。

しつこくしたって進展はないわけですから。

問題は③に属する方です。この方々が一番多いのですが

何も分からないから営業マンも目的のはっきりしない訪問や電話を

繰り返すことになるのです。

 

じゃあどうするか。

最低限営業マンがお客様の状況を判断できるだけの材料を提供すればいいのです。

買うとするならばの仮の内容でかまいません。

年収とか職業とか聞かれて面食らうかもしれませんが

正直に言ってあげてください、そしてこの機会に家づくりの相談をしてみてください。

有益な情報をタダで提供してくれる

家づくりのパートナーとして活躍してくれます。

営業マンを困った人にするのか役立つパートナーにするのかはあなた次第です。

 

本日は営業マンに対してのアナタの偏見を打ち破り

営業マンを利用する意識をもってもらうべくお話ししました。

 

つぎはいよいよ展示場を実際に見て歩く利用方法をお伝えします。

本日はここまで。