家づくりの知恵 別館

元住宅営業マンの今だから話せる家づくりの話

住宅ローンが組めないケース

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こんにちは元住宅営業マンのアンディです。

 

本日は営業をしていた時に経験した住宅ローンを組めなかった

お客様のケースをご案内します。

人の振り見て我が振り直せと言いますが

住宅ローンも同じことです。

先人の失敗から学び自身の成功に変えてください。

 

 

ケース①カードやクレジットの事故歴がある

 

いわゆるブラックってやつです。聞いたことありますよね。

カードの返済が滞っていたり、いつも返済が遅れている方々は

信用情報機関からブラック認定されます。

自己破産をしたり、残額を返済してその後概ね5-7年くらいで

信用情報がクリアになるといわれてます。

浪費癖のある人ばかりなのでその後そこからローンが組めた

話は聞いたことがないです。

 

 

ケース②消費者金融のカードを持っている

友人から頼まれて1枚作ったという方で

住宅ローンが下りなかった方がいらっしゃいました。

持っているだけで1回も使ったことなかったのですが

金融機関には心象が悪い要素のようです。

その方はカードを解約して再審査で承認がおりましたが

カードをお持ちの方は事前に解約しておくことをお勧めすします。

 

ケース③車のローンを支払い中

一番多いパターンです。

借り入れできるけれど十分な借り入れができないケースです。

返済負担率というものをご存知ですか。

あなたの年収によって年間に返済できる額が決まっています。

年収により25-40%の間です。

仮に年収500万の方が返済負担率35%とした場合

年間に返済できる支払額は175万円です。

ほかに借り入れがなかった場合35年ローンで3300万ほど借りられますが

月に3万ボーナス時6万のカーローンを利用していれば年間48万

支払いことになり差し引き計算で2400万円にしか借りられないのです。

ほかの買い物でも一緒なのですが車は額が大きいのと

期間も長いので借り入れに対しての影響は大きいです。

詳しくは返済負担率で検索してみてください。

 

 

ケース④申込者が正社員ではない

 

最近問題になっている非正規雇用者の方々いわゆる契約社員派遣社員の方々も

借り入れできる金融機関が限られること、

あまりいい条件ではないことがあげられます。

詳しくは雇用条件やあなたのお住いのエリアで取り組み出来る

金融機関によっても変わるのでハウスメーカーの営業マンに聞いてみましょう。

 

 

ケース⑤自営業で申告額を少なくしている

 

これも多いケースです。

年収は1000万くらいあると仰っていたので安心して案内を進めていたのですが

住宅ローンの事前審査の時、所得証明書をもらってびっくりしたケースです。

申告上は400万になっていました。

税金対策をしていると仰られましたが年収の公的証明がない限り

金融機関も認めてくれません。

自営業者は過去二年の所得証明の平均から借入額を割り出すため、

最悪2年間借り入れ希望の所得以上の申告を

2年間行わないと借り入れできません。

 

 

ケース⑥保険に加入できない持病を持っている

 

住宅ローンを組む際に保証協会の保証を受ける必要があるのですが

そのために団体信用生命保険という保険に加入しないといけないのですが

加入要件がおよそ生命保険と同じようなもので直近手術を伴う病気をしていないか

投薬を継続して続けないといけない病気でないか。

こちらに該当する場合、期間の経過や完治が証明できないと借り入れができません。

 

以上の内容になります。

一つでも該当するなら一度営業マンにご相談されることをお勧めします。

最短で解決する方法を一緒に探してくれるはずです。

自己判断は失敗の元です。

 

教訓:住宅ローンの問題はできるだけ早めに営業マンに相談しましょう。